作物研究部門

作物見本園

晩生のめん用小麦とデュラム小麦が成熟期となりました。

6月12日の様子
6月12日の様子。

農林61号」
1934年に九州小麦試験地で交配が始まり、1944年に佐賀県農業試験場で育成され、かつては日本国内小麦作付面積の半分以上を占めてきた安定多収で、めん用として実需者の評価が高い品種「農林61号」です。晩生で桿長が高く、倒伏しやすいのが欠点ですが、今でも滋賀県や愛知県で栽培されています。

日本初のデュラム小麦「セトデュール」
2015年に農研機構西日本農業研究センターで育成された日本初のデュラム小麦「セトデュール」で、芒は長いが背が低くて倒れにくく、成熟期は「農林61号」と同程度です。「セトデュール」で作ったスパゲッティは普通小麦で作ったものより黄色みが強く外観に優れ、硬さや弾力などにも優れています。