作物研究部門

作物見本園

北海道産小麦の一部が成熟期となりました。

6月15日
北海道で育成された「ゆめちから」(右)と「きたほなみ」(中央)は成熟期となりましたが、「春よ恋」(左)は成熟期がもう少し先となる6月15日の様子。

小麦「農林10号」
短稈の小麦「農林10号」も成熟期まであと少しです。

小麦「ゆめちから」
2009年に農研機構北海道農業研究センターで育成されたコムギ縞萎縮病抵抗性の超強力小麦「ゆめちから」で、「きたほなみ」等の中力小麦粉とブレンドすることにより、パン用やラーメン用に利用でき、タンパク質含量が高いため、パスタ用や醤油醸造用にも利用できます。ほとんどが北海道で栽培されており、兵庫県でもわずかに作られています。

めん用小麦「きたほなみ」
2006年に北海道立農業総合研究機構北見農業試験場で育成されためん用小麦「きたほなみ」で、芒が無く、穂発芽耐性や耐病性に優れ、粉の色、うどんに加工したときの色と食感が良好で、製めん適性に優れています。北海道でのみ栽培されていて、日本で一番作付けされている日本めん用品種です。