作物研究部門

作物見本園

多くの品種で小麦の穂が出ました。早い品種では花も咲きました。


麦が稔り始める時期になったのでスズメに食べられないように、網を張りました。
今回は、4月19日時点で出穂(しゅっすい)している小麦品種を中心にご紹介します。


小麦「農林61号」
関東~九州で広く栽培されている、日本めん用の品種です。穂発芽や赤かび病に比較的強いです。


小麦「農林61号」の穂。


小麦「さとのそら」
日本めん用の新品種で、関東地域で農林61号に替わって栽培が増えています。


「さとのそら」の穂。


小麦「あやひかり」
関東~東海で栽培されている、多収の日本めん用の品種です。めん(うどん)のモチモチ感が特長です。


「あやひかり」の穂。


小麦「ユメシホウ」
関東~東海での栽培に適した、多収のパン用の品種です。


「ユメシホウ」の穂。


小麦「せときらら」
西日本での栽培に適した、多収のパン用の品種です。


「せときらら」は花が咲きました。


小麦「ミナミノカオリ」
西日本で広く栽培されている、パン用の品種です。


「ミナミノカオリ」の穂。


ここから3品種は10日前には穂が出ていなかった大麦です。麦茶用六条大麦の新品種「さやかぜ」。


精麦用の六条大麦「シュンライ」。


実用品種としては日本初の二条性の裸大麦「ユメサキボシ」。