今回はこの1週間で穂が見えてきた、前回未紹介の小麦品種をご紹介します。
小麦「ゆめちから」
グルテンの力が強く、ブレンド利用に適したパン用の品種です。
「ゆめちから」の穂。
小麦「きたほなみ」
北海道で栽培されている、高品質な日本めん用の品種で、日本で最も生産量の多い小麦です。
「きたほなみ」の穂は、まだ完全には出切っていません。
小麦「春よ恋」
北海道で栽培されている、パン用の品種です。
「春よ恋」の穂は、ごく一部が見え始めたところです。
小麦「農林10号」
1935年に岩手県で育成された短桿の品種です。戦後、種子がアメリカに渡り、短桿の多くの近代品種の親になりました。
小麦「農林10号」の穂。
花が咲き出しています。
左側の小麦「農林10号」は右隣の品種Chinese Spring等に比べて、明らかに背が低いことがわかります。
小麦「Chinese Spring」
小麦の遺伝研究でよく用いられる品種です。
出かかっている「Chinese Spring」の穂。
小麦「セトデュール」
新しい日本初のデュラム小麦の品種です。デュラム小麦はスパゲッティなどのパスタに用いられる小麦で、普通小麦の祖先に当たる植物です。
「セトデュール」の穂。