作物研究部門

作物見本園

大麦の穂が出始めました。

前回の記事から11日経ちました。つくば市も今年は桜の開花が早く、背景の桜並木は3月中旬に咲き始めて満開を過ぎ、4月を待たずに花吹雪を散らし始めています。

これは1週間前、3月23日の様子です。各品種をご紹介する説明板をこの日に立てました。

3月23日には大麦の穂が見え始めていました。一番早いこの品種は、ビール用の二条皮麦「ニューサチホゴールデン」です。

ここから先は、きょう3月30日の様子です。穂全体が出た「ニューサチホゴールデン」です。

二番手は焼酎醸造に多く使われる二条皮麦「はるか二条」。大麦は、穂につく実の列数によって六条と二条に分類され、また、殻が実から離れにくい皮麦と離れやすい裸麦に分類されます。

こちらの品種は穂が出かかったところです。菓子などの原料に使われている二条裸麦「ビューファイバー」。機能性成分β-グルカンを普通の大麦の3倍近く含みます。

これも穂が出かかったところ。もち性の二条皮麦「くすもち二条」です。

最後は穂が見え始めたばかりの、もち性の二条裸麦「キラリモチ」です。