作物研究部門

作物見本園

大麦が成熟期になりました。

大麦の全10品種が成熟しました。

これは小麦の12品種。まだかなり緑色が残っている品種があります。

こちらは左端1列だけが前の写真の右端の小麦品種で、それ以外は大麦です。大麦は全品種、緑色が抜けています。

ここからは大麦各品種の穂をご紹介します。「ファイバースノウ」。精麦用として最も多く栽培されている六条大麦です。

「シュンライ」。精麦用の六条大麦で、主に麦飯用に使われていますが、一部、麦茶用にも使われています。

「はねうまもち」。六条大麦のもち麦です。

「カシマゴール」。麦茶用として最も多く栽培されている六条大麦です。

「ハルヒメボシ」。六条裸麦で、裸麦の中では精麦用として最も多く栽培されています。

「キラリモチ」。二条大麦のもち麦で、炊飯後でも茶色くなりにくいのが特徴です。

「ビューファイバー」。機能性成分β-グルカンを多く含むのが特徴の二条裸麦です。

以上のほか、二条大麦「ニューサチホゴールデン」「はるか二条」「くすもち二条」が写真のように植わっているのですが、網の隙間から入り込んだ鳥に、多くの穂が食われてしまいました。これらは成熟が早い品種で、鳥が入り込んだ時にちょうど食べ頃だったのでしょう。次回は小麦が成熟した頃、穂をご紹介する予定です。