作物研究部門

作物見本園

麦の芽が出始めました。

麦の季節が始まりました。今年の麦見本園は、11月17日に種を播きました。これは、その1週間後、11月24日の様子です。例年、種播きから1週間経つと芽が出始めていましたが、今年はまだでした。芽がウサギなどに食われないように周りに網を張り、写真では見えませんが、鳥よけの細い糸も張ってあります。

ここから先は、種播きから12日経った今日11月29日の様子です。昨日と今日、農研機構構内の最低気温は零下まで下がりましたが、麦の芽が元気に出始めています。目を凝らすと横方向の筋状に芽が出ているのですが、さすがにこの写真では見えにくいです。

そこで、地面に近寄ってみました。これは大麦の芽です。手前から大麦11品種が1列ずつ播いてあります。

前の写真の1番手前、大麦品種「ニューサチホゴールデン」の芽です。

大麦「ニューサチホゴールデン」の芽に、もっと近づいてみました。朝9時前なので、葉先から出た水が、水滴になってついています。

「ニューサチホゴールデン」の芽は、伸びたものでは長さ20mmを少し超えていました。

大麦の奥には、小麦11品種が1列ずつ播いてあります。大麦に比べると、出た芽の数はまだ少ないです。

前の写真の1番手前、小麦品種「ゆめちから」の芽です。出たばかりの芽と少し伸びた芽があります。

小麦「ゆめちから」の芽に近づいてみました。大麦と同じように、先端に水滴がついています。

出たばかりの「ゆめちから」 の芽は、長さ10mmにも達していません。

大麦11品種、小麦11品種、何という品種が植わっているかは、次回ご紹介します。お楽しみに。