作物研究部門

作物見本園

農林研究団地の桜も咲き、新年度の始まりです。


新年度を迎え、見本園に近い農林さくら通りの桜並木も花盛りです。


農林研究団地のシンボルタワーと桜です。


日付をさかのぼって、3月22日の見本園の様子です。冬の間、均一栽培としてライ麦が植えられ、遠くの隣の畑には、黄色い菜の花も見えます。


こちらは4月9日の同じ場所。均一栽培の作物は3月下旬に土にすき込まれ、畑は新しいシーズンの作物を待っているところです。


見本園を反対側から見た様子。手前半分は越年作物のコーナーですが、今は、中央部のキク科作物のアーティチョークだけが、緑色の葉を見せています。


前回、2月8日の記事で、「もっときれいに咲くはず」と説明した、見本園の端にあるヤブツバキ(ツバキ科)の花をここからご紹介します。ヤブツバキは観賞用として楽しまれるだけでなく、種からとれる椿油が整髪料や食用油として、また、高級木炭の原料などとして利用されています。


一番早く、1月中旬から咲いている品種「黒潮」。伊豆大島原産で、種が大きく、花は濃い赤色です(3月15日撮影)。


2月上旬に咲き出した品種「普済院」。三宅島原産で、花はうすい桃色です(4月8日撮影)。


2月上旬に咲き出した品種「篤山」。愛媛県原産の純白の花です(3月15日撮影)。


2月上旬に咲き始めた品種「夢飾り」。1本の木に、赤と白の割合が異なる、いろいろな花が咲いています(3月22日撮影)。


「夢飾り」の赤の斑(ふ)が少ない花(3月22日撮影)。


「夢飾り」の赤の斑がやや多い花(3月28日撮影)。


「夢飾り」の全体がうすい赤の花。品種「夢飾り」は、「太郎冠者」×「マーガレットウォーターハウス」の雑種第二代です(3月28日撮影)。


2月下旬に咲き始めた品種「いのくちの香り」。薄赤紫色の花です(4月8日撮影)。


2月下旬に咲き始めた品種「あじこ2世」。桃色の花です(3月28日撮影)。


3月上旬に咲き始めた品種「富成」の桃色の花です。伊豆の利島の原産で、種子がたくさんとれます(4月8日撮影)。


3月中旬に咲き始めた長崎県五島原産の品種「玉の浦」。縁に行くほど、花びらの色が次第に赤から白になる花です(4月8日撮影)。


次回、資源作物見本園をご紹介するのは、いろいろな作物が増える5月になる予定です。お楽しみに。