作物研究部門

作物見本園

いろいろな資源作物の芽が出てきました。


先週、今シーズン1回目の資源作物の種まきと苗の植え付けが行われました。今回は、出たばかりの芽と植えた苗をご紹介します。


今回は数が多いので、各作物の説明はごく簡単にします。詳しい説明は、見本園の栽培作物一覧のページをご覧ください。


ベニバナ (キク科)。紅花油、染料、薬用として使います。芽の大きさがわかるように、1円玉(直径20mm)を置いてみました。


アマ (アマ科)。食用油、繊維、インクに利用します。


ゴマ(ゴマ科)。品種は「まるひめ」です。炒りごま、ごま油に使います。


ササゲ (ジュウロクササゲ、マメ科)。若い莢を茹でて食べます。マメ科では、写真の開きかけた双葉を初生葉、その下の元々は豆の粒だった部分を子葉と呼びます。


ササゲ (マメ科)。アフリカでは主要食料です。日本では赤飯、煮豆などに利用します。


ケツルアズキ (マメ科)。インドでは完熟豆を食用に、日本ではモヤシに利用します。


インゲンマメ (マメ科)。子実を煮豆、あんなどとして、また、若い莢を野菜として利用します。


ツルアズキ (別名カニノメ、マメ科)。野菜、モヤシ、煮豆として利用します。


リョクトウ (マメ科)。インド等では重要な食料として、日本ではモヤシや春雨に使います。


アズキ (マメ科)。あん、菓子等に使います。以上のマメ科7作物のうち、アズキとツルアズキは子葉が地中に残ったまま、芽が出てきます。


トウモロコシ(爆裂種、イネ科)。ポップコーンの原料です。


ケナフ (アオイ科)。茎の繊維が麻袋、ロープや代替製紙原料に、子実が油や飼料になります。


キノア (ヒユ科)。子実を粒のまま、あるいは粉にして、食用にします。


トロロアオイ (アオイ科)。根の粘液を手漉き和紙の糊料や食品添加物として利用します。


アワ (イネ科)。団子、菓子、ご飯、小鳥の餌などに使います。


キビ (イナキビ、イネ科)。団子、菓子、ご飯などに使います。


ヒエ (イネ科)。子実は食用や小鳥の餌に、茎葉は飼料に使います。


シコクビエ (イネ科)。食用、醸造用、飼料用として利用します。


ヒマワリ (キク科)。食用油、スナック、景観植物などに利用します。


先週、苗を植え付けたサトイモ (サトイモ科)。塊茎(イモ)や葉柄を食用にします。


ここから先は、昨日(6月11日)、苗を植えた作物です。キクイモ(キク科)。塊茎を食用、糖料、アルコール原料、飼料等に使います。


ウコン(ショウガ科)。香辛料、着色料、生薬、ウコン茶等に使います。


シソ(青ジソ、シソ科)。食用、香料等に使います。


シソ(赤ジソ、シソ科)。食用、香料、着色等に使います。


ヒョウタン(ウリ科)。実をお椀、水筒等に加工します。


ニガウリ (ウリ科)野菜やジュースとして利用します。


ヘチマ (ウリ科)。ヘチマ水、たわし、野菜として利用します。


ユウガオ (ウリ科)。実がかんぴょうの原料になります。


シカクマメ (マメ科)。若い莢を野菜として食べます。


アマランサス(ヒユ科、品種:ニューアステカ)。穀類や野菜として食用にします。


タイワンツナソ (台湾綱麻、別名モロヘイヤ、アオイ科)。野菜として食べるほか、繊維作物としても利用できます。


ワタ (アオイ科)。木綿の原料となるほか、綿実油もとれます。


サトウキビ (イネ科)。茎から砂糖がとれるほか、しぼり粕は燃料、パルプ、飼料等に利用できます。


セイヨウカボチャ (ウリ科)。食用、食用油等として利用できます。