
7月27日(土曜日)の夏休み公開に備えて、案内看板の内容を一新しました。食と農の科学館(休館日等のお知らせは青文字をクリック)と見本園は、ほぼ年中公開していますが、夏休み公開日には、それ以外にも多くの展示・イベントを実施しますので、ぜひお越しください。

今年は日照不足などの影響か、見本園の作物も育ちが遅いですが、それでも花が咲き始めています。これはソバ(タデ科)。上の方に白い花が咲いています。

ソバの花です。そば等の原料として食用にするほか、そば殻は枕の詰め物になります。

ソバの小さな花のクローズアップです。

これはキノア(キヌア、ヒユ科)。茎のてっぺんに、薄紫色の花が咲いています。

キノアの花です。実をつぶのままスープに入れたり、粉にしてパン状に加工して食べたりします。

キノアの花のクローズアップです。

これはアマランサス(ヒユ科)。アマランサスは穀物や野菜として食用にします。茎のてっぺんに濃い赤色の花が咲いています。

アマランサスの花。この品種は農研機構が開発した「ニューアステカ」です。草丈が低いため倒れにくく、早生で、機械収穫にも適しているのが特徴です。

アマランサスの花のクローズアップです。小さな花がぎっしり集まっています。

最後は花でなく、見本園の新顔をご紹介します。エリアンサス(イネ科)という資源作物で、乾物生産量がとても多く、燃料等としての利用が期待されています。左が「JES1」、右が「JEC1」という品種で、農研機構と国際農林水産業研究センターが共同で品種登録出願中です。