作物研究部門

作物見本園

トウガラシが育っています。


作物見本園のトップページでご案内したように、今年は見本園の春と初夏の植え付けを行っていませんでしたが、8月上旬に2種類の植物を植えました。手前2列がトウガラシ、その先の1列がジュズダマです。


8月4日に苗を植え付け、この写真はその翌日、8月5日の様子です。このあとの2週間で、最初の写真のように大きく、また、葉の緑が濃くなりました。


これが本日のトウガラシ(ナス科)です。香辛料や食用に使います。株によっては既に花が咲き、実がつき始めていますので、後日ご紹介します。


こちらがジュズダマ(イネ科)です。ハトムギ茶、食用、焼酎原料などに使われるハトムギは、栽培化されたジュズダマの変種です。


7月上旬から咲き続けているニホンハッカ(シソ科)の花には、相変わらず様々な昆虫が蜜を吸いに来ています。これは新顔のモンキチョウです。


前回も登場したこの虫。「ハチのようだが種類はわからない」と記事に書いたところ、近くの席のハチに少々詳しい人が教えてくれました。コクロアナバチという蜂だそうです。胸と腹の間(人間で言えばウエスト)が、とても細い姿をしています。


こちらもウエストがとても細いですが、腹のつけ根がだいだい色なのが、前の写真の蜂と違います。


ジガバチの仲間で、サトジガバチという種だと思います。


3匹目の蜂はウエストが太く、細長い腹に黄色のストライプが入っています。たぶん、コモンツチバチのオスです。


燃料や新素材の原料等として期待される栽培系エリアンサス(イネ科)は、この2週間で60cmくらい伸びました。草高(地面から作物最上部までの高さ)は約3.8m、草丈(葉を直立させた場合の地面から葉の先端までの長さ)は約4.1mになりました。まだ伸びそうです。