作物研究部門

作物見本園

なごりのニホンハッカの花です。

青い秋空。しかし、前回まで旺盛な生育を見せていたエリアンサス(イネ科)の姿はどこでしょうか。実は今年は早めに刈り取ったので、写真では白い給水塔の下あたりに切り株だけが残っています。

前回、穂がまだ出ていなかったエリアンサス品種「JES1」は、地面近くで刈り取りました。

穂の先が、高さ4.7mに達していた品種「JEC1」は、高さ50cmくらいの切り株になりました。切り株からは来春、また新芽が伸びてきます。

次の作物はニホンハッカ(シソ科)です。葉からハッカ油が抽出され、それを冷却・再結晶させることによりハッカ脳と呼ばれる結晶(主成分l-メントール)が得られます。ハッカ油やハッカ脳は、食品、医薬品などに使われる、おなじみのスッとする香料です。

7月上旬から咲き続けてきたニホンハッカの花も少なくなってきました。秋がいよいよ深まっていきます。