- 機械化栽培様式標準化協議会が野菜生産のために統一した標準規格の288穴標準セルトレイを使用する。播種は、2Lサイズのコート種子を使い、葉菜類用の播種機を改造した288穴セルトレイ用専用播種機を用いる。
- 育苗は、市販されている底面灌水型育苗装置を用いることによって、面倒な灌水作業を省くことができ、また、播種後約50日でしっかりとした根鉢が形成され、かつ生育のそろった苗ができる。
- 移植は、ネギ専用の 288穴セルトレイ用全自動移植機を用いることによって、7.5cm間隔で、10a当たり2.5~3時間程度で植え付けることができる。
- 生育並びに収穫時の1本当たりの調製重・太さ等は既存の220穴専用セルトレイによるシステムとほぼ同等である。
- 育苗面積や移植時における苗補給回数が従来のシステムと比較して約30%低減するだけでなく、育苗に必要な資材費は約50%削減できる。
- 本システムは約60a以上の栽培面積で他のシステムより低コストになる。