東北農業研究センター

288穴セルトレイによるネギの播種・育苗・移植システム

他システムとのコスト比較

  • 規格化されたセルトレイのため、安価である。
  • セルトレイ1枚当たりの穴数が多いため、10a当たり必要なセルトレイは約50枚で、30~40%少ない。
  • 育苗に必要な面積は10a当たり8.3㎡であり、35~40%少ない。セルトレイ1枚の移植距離は21.6mと他より長いので、苗補給回数が少なくなり、作業時間は10a当たり約2.5時間で、30~40%早く移植できる。
  • 本システムは機械費や施設費等耐久品のコストはかかるが、育苗資材等消耗品のコストが安価であるため、試算すると60a以上の栽培面積では他のシステムより低コストとなる。
  288穴標準セルトレイシステム 220穴専用セルトレイシステム 連結紙筒システム
穴数 288穴 220穴 264穴
うね間(cm) 100 100 100
植付け間隔(cm) 7.5 7.5 5
穴当たり本数(本) 3 3 2
トレイ価格(円) 180 490 170
10a当たり枚数(枚) 47 61 76
10a当たり育苗面積(㎡) 8.3 12.1 13.5
移植距離(m/トレイ) 21.6 16.5 13.2
消耗品 資材代(円) 1,000 13,200
培土(円) 7,080 22,500 30,800
覆土(円) 1,230 1,230 3,300
その他(円) 950 950 2,150
合計(円) 9,260 25,680 49,400
耐久品 播種機(円) 409,500 483,000 42,000
移植機(円) 985,000 829,500 108,000
資材代(円) 8,460 29,890
育苗箱(円) 9,400 26,600
施設費(円) 18,302 26,717 29,594
育苗装置費(円) 116,466 170,014 94,164
合計(円) 1,547,128 1,539,121 300,358

注1)10aあたり40,000本を植え付ける場合で試算した。
注2)施設費は2,200円/㎡で、育苗装置費は底面灌水装置が14,000円/㎡、頭上灌水装置の場合は7,000円/㎡で試算した。
注3)機械の価格については、予定市販価格である。
注4)288穴標準セルトレイシステムの移植機は、現在(H23)専用ユニットの生産を停止中。
詳しくはお問い合わせください。( お問い合わせはこちら )

費用比較グラフ