省力化
育苗作業が不要で、移植栽培と比較し春作業は1/5程度、全体でも移植の1/3程度の作業時間で済む。
- 野菜、果樹や畑作など複合経営部門への労力配分が可能
- 水稲の規模拡大が可能
- 経営全体としての所得向上が可能
作期の拡大
移植との組み合わせで、田植えと播種作業による春作業の分散と、同一品種では直播で成熟期が遅くなり、収穫・乾燥・調製作業の分散が可能。
- 水稲の規模拡大が可能
軽労化
育苗作業全般や田植え作業に必要な補助労力である苗箱の運搬・田植機への苗供給などの重労働が不要。
- 補助労力不要のワンマン作業が可能
低コスト化
育苗作業に伴う資材・設備・労力が不要となり、コストが低下。(ただし、除草剤やコーティング資材が追加となり、収量が低下すると、必ずしも低コストとならない場合がある)。
- 労働生産性が向上
水稲直播栽培の現状
労働時間は10時間/10a程度(11.4時間/10a)
収量は移植栽培の5~10%減(4%減)
生産コストは移植栽培の5~10%減(11%減)
注:括弧内は平成13年度超低コスト・省力化技術導入実証成果東北地域25例の平均