北海道における水稲乾田直播栽培面積は、近年急速に増加し、2020年に1,400haを超えました。
乾田直播栽培は、ケンブリッジローラーなどによる鎮圧と、麦用グレーンドリルを用いた播種、さらに北海道では春作業の省力化のため前年整地を行うなど、移植栽培とは大きく異なります。そのため、技術的に新たに修得すべき要素も多くあります。
そこで、北海道農業研究センターでは、乾田直播栽培技術の修得支援を目的として、このサイトを新たに開設しました。このサイトが、水稲乾田直播栽培技術の導入・定着の参考となれば幸いです。
目次
I 技術情報
補足
補足1 前年整地の効果
補足2 レーザー均平機と均平の作業手順
補足3 GNSS均平機と高低差マップの活用
補足4 除草剤の情報
II 乾田直播栽培の取り組み事例
III 乾田直播栽培の動画
- RTK-GNSSを利用した圃場内高低差の測定
- 高低差マップを参照して行う圃場均平作業
- 直播向け水稲品種「さんさんまる」の播種
- ケンブリッジローラーを用いた鎮圧作業
- 直播向け水稲品種「さんさんまる」の生育の様子
- 直播向け水稲品種「さんさんまる」の収穫
IV 参考情報
V 関連情報
- 直播栽培向け極良食味水稲品種「さんさんまる」
- 平成30年普及成果情報「北海道における水稲乾田直播栽培の前年整地体系と高低差マップ」
- 長南友也ほか「水稲乾田直播における前年整地の導入効果」(「農研機構研究報告 北海道農業研究センター」 207号)
- 長南友也「水稲乾田直播栽培の規模拡大に向けたGNSSを利用した均平作業および前年整地体系導入の効果」(「農研機構研究報告」 第1号)
- 均平作業を支援する「均平作業用高低差マップ.xlsm」の提供
- 令和3年度 乾田直播現地検討会 (ウェブ開催)
免責事項
このサイトに記載された栽培・作業暦に示したスケジュールは、北海道空知地方における例であり、地域や気候条件等より変動することにご留意ください。なお、本サイトの技術情報の利用は、利用者の判断と責任で行うものであり、農研機構は、掲載された技術情報の利用、あるいは技術を利用できないことによる結果については一切責任を負いません。
当サイトに関するお問い合わせ
農研機構 北海道農業研究センター 研究推進部 事業化推進室
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