農業機械研究部門

資料館

調整・加工用

参考画像 展示品名 概要
写真 172 籾摺機 おそらく大正末期か昭和初期のもので,岩田式の模倣品と思われる.籾剥部は岩田式と同様衝撃式で,加速盤(径30cm,幅3cmの鉄板製2枚)が岩田式と異なって横式であり,しかも加速盤内部にゴムが張ってない....
写真 173 ロール式籾摺機(大矢式) ロール式籾摺機の初期のもので,当時は福山式,野本式などが著名.ロールの径が小さく,長さの長い点が,現在のものと違う.溝付ガラス製ロール(長さ45cm,径9cm)と硬質ゴムロール(長さ44cm,径7cm...
写真 174 籾摺機(小菅式畜力用) 1930~31(昭和5~6)年ころのものと思われる. ゴムロールは径20cm,幅7cm,高速ロールと低速ロールの回転差率は約28%である.動力は,畜力原動機よりロープで伝達される.主軸が1回転すると...
写真 175 籾摺機(柴田式) 動力用ゴム臼式籾摺機.ゴム臼全盛時代の大正末期のものと推定.柴田農具製作所(岡山県)製造.(1923年の新潟県農試成績参照). 仕様は次のとおり. 調車直径 38.8cm 調車毎分回転数 127 原動...
写真 176 籾摺機 ドイツ,ハンブルグのナーゲル・アンド・キャンプ鉄工所製.径60cmの上下両臼からできている.臼の材質は普通の欧州式と異なり,下臼は溝付きの金剛砥石製,上臼は低い溝の部分は鉄製,高い部分は金剛砥石製であ...
写真 177 ナウマン籾摺機 ドイツ,ハンブルグのコエルベル・アンド・ナウマン会社製. 籾摺部は径45cmの金剛砥石製.なお,籾摺砥石の下に,円錐形の金剛砥石と出入自在のゴム板からなる精米装置がついている.この点からみると籾摺精...
写真 178 籾摺機 アメリカ,ニューヨーク州シラキュース市のエンゲルベルグハーラ社製. 籾摺部は2枚の径43cmの金剛砥石製で,その間隙において籾摺する.欧米および東南アジア諸地域で広く使用されているが,砕米が多く日本で...
写真 179 風選機 ドイツ,ベルリンのぺータースロスト研農事試験場に移されたもの.4枚羽恨の風選部の下に2枚の振動板があり,上板上の軽いものは下板上に落ちて排出される....
写真 180 円筒選穀機 篩目の異なる円筒を3個連続して長い円筒にし,これをわずか傾斜して取りつけたもの.ハンドルを回せば上部唐箕が回転し,最初に軽いわら屑を吹き飛ばし,次に平面篩で小粒を除去された被選別物は下部の回転円筒に入...
写真 181 螺旋選穀機 欧米で用いられる選穀機で,日本では使用されていない. 上部漏斗内の穀粒は,螺旋面に沿って流下する際に,比垂の大きい粒は外方に,軽いものは内方に入り,3種に区別される....
写真 182 風選機 イギリス,トレントのニコルソン会社製.動力用の風選機.長さ165cm,幅72cm,高さ130cm,翼車は珍しい5枚羽根.精米工場,製粉工場等における原料選別用.農林省農産課岡出技師が欧米出張(192...
写真 183 万石(金田式) 金田式三徳万石.発明者金田喜一の万石改良に対する研究と努力には不滅のものがあり,実用新案第52,737号,第82,576号を得ている.三徳万石製作所(兵庫県揖保郡神部村)製造....
写真 184 洋式唐箕 アメリカ,ニューヨークのハントレ会社製.総木製の洋式唐箕.長さ115cm,幅65cm,高さ110cm....
写真 185 洋式唐箕(手回し用) オーストリア,ウィーンのフリードレンデル・アンド・フランク会社製.総木製の大型唐箕.長さ175cm,幅80cm,高さ135cm,翼車は4枚羽根,漏斗下に2枚の細目の金網のある点が特長.きわめて小さい...
写真 186 精米用選別機 アメリカ,ニューヨークのハントレ会社製.精米工場用の選別機. 農林省農産課岡出技師が欧米出張(1925年)の際に購入....
写真 187 水車搗精米装置の模型 大正期まで広く山村で見られた水車搗精米装置の模型. 水流によって水車の主軸が回転する....
写真 188 精米機(秋月式) 横型円筒式精米機は,1897(明治30)年に曽我淳二郎がアメリカからエンゲルペルグ精穀機を輸入した.本機はこれを模したもので,秋月製作所(東京市)製作(1912(明治45)年3月15日).現在のものに...
写真 189 精米機(キャンプナーゲル式) ドイツ,ハンブルグのナーゲル会社製.精白部は 頭円錐形の金剛砥石で,外周に3個の出入可能の突起ゴム板がある.米は金剛砥石とゴム板の問隙で精白される.欧米および東南アジア,フィリッピンの精米工場で広く利...
写真 190 精米麦機(浅野式) 2斗張り2臼式(2連座式)の無音精穀機.2個の臼は鉄製機枠間に定置し,杵は機枠にわたした曲柄軸に連結したもの.臼の形は玉子掘りで上辺の径 51cm,深さ42cm,臼の材料は下底部は石材,上方は木製であ...
写真 191 精米機(タイム式) 木製回転胴の内面に鉄板を張り,外側は帯鉄で補強してある.胴内上方に,固定軸を中心として回転する10個の角形金剛砥石片を放射状に取りつけた回転翼車 がある.はじめ胴内下部にある漏斗に4斗(60kg)の玄...
写真 192 精米機(トウセン式) アメリカのエンゲルペルグ式精米機に模した小型機で,今日の1回通し精米機の先駆になったもの.1950(昭和25)年ころ東洋繊維株式会社製作....
写真 193 精穀機(須藤式) 臼螺旋式.精米精麦とも可能であるが,主として精麦のときの荒搗用として用いられた. 臼底の螺旋器の回転によって,穀粒を中凹状に循環させ,鋳鉄製螺旋器と,臼底との間隙における擦離作用によって精白する.螺...
写真 194 製粉機 ドイツ,ストラスブルグの小型製粉機.1913(大正2)年に金牌を得たもの.挽砕部は幅17cmのロール式.篩別装置を欠く,単に挽砕するだけのもの....
写真 195 製粉機 フランス,パリのコンコス小型製粉機.農家用であろう.挽砕部は径25cmの鋳鉄製円錐鉄臼.高さ127cmで,非常に高い. 製作年月は大正期か,あるいはそれ以前のものであろう. 寸法は次のとおり. 長...
写真 196 製粉機 ドイツ製のラピッド式小型製粉機.上部に簡単な供給篩があり,その下に2枚の金剛砥石製(径34cm)の挽砕部がある.挽砕されたものは,下部に落下する. 寸法は次のとおり. 長 さ 54cm 幅 85cm...
写真 197 製粉機 アメリカ,シカゴのインターナショナルハーベスタ会社製の小型製粉機.挽砕部は径30cmの竪型金剛砥石製.大正期のものと思われる.挽砕部の上部に簡単な振動篩があり,これで粗大な爽雑物を除去した後に,2枚...
写真 198 木製ホーク 歯杆は弾力のある鋼鉄製ではなく,全部木製で,調製用....