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001 人力原動機(マスダ式) |
出力は足踏回数35回,主軸回数800回,最大0.05馬力程度.人力は,人力脱穀機,踏車,製縄機などのごとく直接利用した方が有利であることを示している.国土社(神戸市)製作. ... |
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002 螺旋水車(元井式または森川式) |
いわゆる軽便移動水車で,1935(昭和10)年ころまで富山県下で大いに普及したもの.流水によって螺旋羽根が回転し,動力を発生.動力の伝達はロープ.... |
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003 畜力原動機(傘型式) |
欧米においては19世紀のはじめから,脚踏式および回行式畜力原動機が利用されている.わが国においては古来からわずかに砂糖生産地の琉球や四国方面で,甘蔗の搾汁用輾車の運転に牛馬を利用している.ところが岡山... |
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004 畜力原動機(金子式) |
昭和初期の平盤歯輪式畜力原動機.木框台上の大歯車に取り付けた曳木を牛馬にひかせ,回行させて大歯車をまわし,その運動を数個の小歯車に伝え,さらに傘歯車によって横軸回転にかえて,動力取出軸に調車を付し,こ... |
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005 石油発動機(アメリカZ式) |
アメリカ,シカゴのフェアバンクスモールス会杜製.横型水冷式1.5馬力の灯油発動機.1921(大正10)年ころの輸入品であるが,その後の国産発動機のモデルとなったもの. 仕様は次のとおり. 馬 力 1.... |
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006 ノボー灯油発動機 |
アメリカ,ミシガン州ランシングのノボー発動機会社製. 小型機関として1921(大正10)年ころに輸入され,土工用としてかなり普及.1921年に農商務省の指定をうけ,東京府農事試験場において農用小型 発... |
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007 ディーゼル機関(ユンカース竪型) |
ドイツのデッソーユンカース工場製.大正末期に農林省農産課購入.岐阜県農事試験場に貸し付け,同場の森瀬清一郎が試験した.その後,泰明商会(東京銀座)の手で1927~38(昭和2~13)年の間に300台輸... |
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008 揮発油発動機(アンドロー式竪型) |
パリのシトロエン工場製.1928(昭和3)年ころ農林省農産課が,国産石油発動機改良上の参考品として,1台だけ購入.恐らくわが国でただ1台の発動機であろう. 本機は特殊のリンク機構によって,下記仕様のご... |
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009 発動機(トバタ式竪型) |
農林省昭和5年度農業用小型石油発動機比較審査に出品.審査の結果,出品機75点中推薦するもの19点のひとつとなったもの.戸畑鋳物株式会社製. 仕様は次のとおり. 型 式 水冷竪型4サイクル密閉式 呼称馬... |
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010 ディーゼル機関(ドイツ製) |
ドイツ,ハッツ社製のディーゼル機関.1935~36(昭和10~11)年ころ農林省農事試験場購入.... |
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011 ディーゼル機関(ドイツ,ツルーマンA-9型) |
ドイツのツルーマン製No.95lの3馬力,ディーゼル機関.1935~36(昭和10~11)年ころ農林省農事試験場購入.... |
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012 ディーゼル機関(カドタ式DF13型) |
1937(昭和12)年の農林省農用小型重油発動機比較審査において甲位に入選した優秀機.門田鉄工所(東京市)製造(製作番号107). 仕様は次のとおり. 型 式 竪型片輪両軸受全密閉式4サイクル 出 力... |
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013 空冷エンジン |
3馬力空冷ガソリンエンジン(モデルAG).東京動力工業株式会社製.毎分回転数1,500~1,800.1939~40(昭和14~15)年ころ農林省農事試験場に鑑定を依頼されたものであろう.... |
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014 木炭ガス発生機(竹内式) |
1937~38(昭和12~13)年から第2次世界大戦直後にかけて用いられたもの.木炭用と薪用とがあるが,農村用には木炭用が多かった.本機には,小型3馬力,中型3~5馬力,大型6~8馬力があり,毎時毎馬... |
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015 木炭ガス発生機(北工式) |
北工式1号型B式木炭ガス発生機.北海道特殊燃料機製作所製(1942(昭和17)年2月実用新案第249,123号).... |
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016 木炭ガス発生機(典亜式) |
興亜式木炭ガス発生機(山口市).... |