作物研究部門

作物見本園

稲の開花が続いています。


6月13日の田植えから12週経ちました。近所の農家の水田では稲刈りが進んでいますが、田植えが遅く、また、いろいろな品種が植わっている見本園の水田では、全12品種中、10品種の穂が先週までに出たところです。


まず、現在の全品種の姿をご紹介します。左端の白札から右に向かって次の白札の手前までがひとつの品種で、「コシヒカリ」「つきあかり」「えみだわら」「とよめき」の順に植わっています。各品種の特徴は、7月9日の記事をご参照ください。


左端から順に「とよめき」「ほしじるし」「あきだわら」「やまだわら」です。


左端から順に「あきだわら」「やまだわら」「オオナリ」「つきすずか」です。


左端から順に「つきすずか」「たちすずか」「くらのぬし」「北陸193号」です。「つきすずか」と「たちすずか」は作物体全体を発酵させて飼料にするホールクロップサイレージ用の品種で、ご覧のように背が高いです。この2品種は、まだ穂が出ていません。


ここからは、先週から穂が出始めた3品種のご紹介です。これは「やまだわら」。多収で業務加工用に適した関東・北陸以西向け品種です。栽培マニュアルがあります。青文字クリックで見られますが、栽培マニュアルはいずれもA4判冊子のpdf版なのでスマホでは読みにくいため、パソコンでのご利用をお勧めします。


先週から出始めた「くらのぬし」の穂です。収量の高い飼料用米の関東・北陸以西向け新品種です。詳しい説明は、青文字クリックで、成果情報をご覧ください(成果情報はスマホでも大丈夫です)。


「北陸193号」の穂です。多収で飼料用米等に適する関東・北陸以西向け品種です。新潟以南向け栽培マニュアル西日本向け栽培マニュアルがあります。


「北陸193号」の穂のクローズアップです。おしべの先端の葯(花粉が入っていた白い袋)の口が開いて、飛び散った黄色い花粉が周辺に付いているのが、ごらんいただけると思います。