北海道農業研究センター

小学校稲作体験学習

2015年小学校稲作学習

北海道農業研究センターでは、都市部の子供たちに農業と食べ物についての理解を深めてもらうため、羊丘小学校からの要請に応えて、5年生を対象に稲作に関する学習を年4回行っています。この取り組みは、1987年より続いています。

出前授業 (平成27年6月2日)

出前授業の様子寒地作物研究領域の池ヶ谷智仁研究員が、稲の生育過程や品種改良などについて出前授業を行いました。講義の後、ビンを使って手作業による稲の籾(もみ)を精米する体験を行い、白米になるまでの過程を学びました。体験後の試食では、玄米のご飯とうるち米のご飯の食べ比べを行い、その違いを学習しました。

自然観察会 (平成27年7月8日)

自然観察会の様子少し風が吹いていますが、澄み切った青空が広がる、生き物観察にふさわしい良いお天気になりました。水田における生き物についての説明の後、採取が始まりました。水田では、オタマジャクシ、アメンボ、ヤゴなど様々な生き物を見つけることができ、普段目にすることのない生き物たちに子供たちの歓声があがっていました。また、子供から種々の質問が出て、研究員が分かりやすく回答しました。

生育観察会 (平成27年9月10日)

生育観察会の様子当日は心配していた雨も降らず、観察会日和となりました。水田の稲は田植えから約3ヶ月が経過し、刈り取りの時期が近づいています。子供たちは、稲の生育について研究員から話を聞いた後、稲の観察とスケッチを始めました。品種によって違う、稲の背たけや生育の進み方などをよく観察しながら、熱心にスケッチしていました。

稲刈見学会 (平成27年10月16日)

刈取見学会の様子この日は風もなく、見学会にふさわしい秋晴れのお天気になりました。子供たちは、稲刈りについて研究員から話を聞いた後、実際に鎌を使った手刈りやコンバインによる機械収穫作業の様子を見学し、昔手作業で行っていた仕事が機械化によって効率よく、早くできることを学びました。