北海道農業研究センター

小学校稲作体験学習

2006年羊丘小学校稲作体験学習

今年も当センターの水田で羊丘小学校の総合的学習で稲作りの体験授業が行われます。この取り組みは、未来を担う子ども達に農業と食べ物の大切さを学んでもらうため、1987年より続いています。今年も5月18日(木曜日)に羊丘小学校で出前授業を行い、5月30日 (火曜日)の田植え体験、そして実りの秋の稲刈り体験と続きます。

出前授業

今年は、品種改良についての授業を行いました。授業では、品種改良についての話をしたあと、児童達に品種開発担当者として、作ってみたいおコメを発表してもらいました。発表では「ご飯があまり好きではない人も食べれるような、お菓子の様に甘いお米」など、いろいろなおコメが発案されました。

改めて、子ども達の自由な発想に驚くとともに、今回の授業が児童達の記憶に少しで残ればいいなと思っています。

出前授業風景発表風景

田植え体験授業

朝から小雨模様で、田植え体験授業ができるかどうか心配でしたが、授業中は雨がほとんど降ることなく、田植えをすることができました。今年植えた苗は、北海道農業研究センターで開発され、今年から一般栽培が始まった期待の新品種「おぼろづき」。また最新の品種と比較するため明治時代の主力品種である「赤毛」をはじめ、「走坊主」「富国」「ユーカラ」「キタヒカリ」など各時代を代表する品種も植えました。

はじめは泥を気持ち悪がっていた児童達も、次第に楽しそうな表情となり、今年も賑やかな田植えとなりました。

田植え風景田植え後の様子(5年1組)田植え後の様子(5年2組)田植え後の様子(5年3組)田植え後の様子(5年4組)