畜産研究部門

遺伝子組換え飼料作物の圃場試験について

現代の畜産業は、良質な蛋白質を国民に提供するだけでなく、国土保全や中山間地振興のために重要な役割を果たしています。しかし、飼料自給率がきわめて低いことから、当所ではその向上を図るための一方策として、新しい牧草、飼料作物の開発を進めています。遺伝子組換えによる新品種の育成は、新たな展開が期待される重要な技術の一つです。これに関する研究は、現在、実験室レベルのものがほとんどですが、有望なものが出来れば圃場での検討も行うことになりますので、それに備えて、安全性評価のための研究にも取り組んでいます。

研究の背景と目的