スーパーコンピューター「紫峰」と農研機構統合データベース
2020(令和2)年5月、国内農業系研究機関で初となる人工知能(AI)研究用スーパーコンピューター「紫峰」と農研機構内の各種研究データを収集・統合する大規模データベース「NARO Linked DB(ナロリンクドデータベース)」が本格稼働を開始しました。
1. AI研究用スーパーコンピューター「紫峰」
AI研究において特に重要な演算性能に優れ、多数の課題を同時かつ高速に処理する能力を確保しました。扱いやすく利用者にやさしいシステムが構築されていることも「紫峰」の特徴です。
農研機構本部のある茨城県つくば市以外でも活用できる通信速度での広域データ接続も可能です。

「紫峰」
2. 農研機構統合データベース ~NARO Linked DB~

農研機構の各種研究データを収集・統合した大規模統合データベースです。農研機構内外の研究者がアクセス可能なので分野横断的な研究に活用でき、さらに「紫峰」と一体的に運用することで研究のさらなる高度化や迅速化が可能となります。
「NARO Linked DB」と「紫峰」は、農業データ連携基盤「WAGRI」とも連携しています。
これらは「データ駆動型スマート農業」をさらに加速させるための強力なツールとなります。