スズメ
カワラヒワ
スズメは、全国の人家近くに一年を通じて生息している身近な小鳥です。春にはペアで建物の隙間などに巣を造ります。
スズメと同じくらいの大きさで、同じような加害をするものにカワラヒワがいます。こちらは、集落や農耕地近くの林の樹上に巣を造ります。
加害の特徴
収穫前の時期には数十羽以上の大きな群れで穂についたお米を食べることもありますが、春には数羽から10羽程度の群れで落水状態の田んぼに飛来し、おもに地表面に出ている種籾をついばんで食べます。カルガモと異なり、夜には加害しませんが、早朝から日没近くまで食べに来ます。
被害回避のポイント
人家や集落から離れた田んぼ(数百m以上)を選ぶことが大切です。また、鳥に種籾が見えないように、土中に埋め込む(1cm程度)ことで被害を回避できます。湛水状態では、加害しませんが、落水して種籾が見える状態や浅水時でも水面から出ている部分があると被害を受けます。