キジバト
ドバト
種籾を加害するハトには、キジバトとドバトがあります。キジバトは野生のものですが、ドバトは飼い鳥が野生化したものです。どちらも同じくらいの大きさです。キジバトはペアで行動し樹林で繁殖しますが、ドバトは集団で行動しコンクリートの建造物や橋げたなどで繁殖します。
加害の特徴
落水状態の田んぼにキジバトは2羽から10羽程度の群れで、ドバトは数羽から数十羽の群れで飛来し加害します。被害は日中に限られます。
被害回避のポイント
スズメやカワラヒワの場合と同じように、湛水にしたり種籾を土中に埋め込むことでかなり回避できると思われます。
ハト類の一年
キジバト
冬
冬の間は小さな群で生活する
東北地方北部のものは暖かい地方で越冬する
春
春にはペアでなわばりをもち樹上に営巣する
夏
採餌は小群で行う場合が多い
秋
東北地方北部のものは秋には群で暖かい地方へ移動する
ドバト
一年を通じて群で生活し、建物や橋桁などで繁殖する