社会にインパクトのあった研究成果
農林水産研究成果10大トピックス 2006年選出
渋皮が簡単にむける画期的なニホングリ新品種「ぽろたん」
良食味で渋皮がむきやすいニホングリ品種の育成を目的に交雑・選抜を行ってきた結果、渋皮が簡単にむける画期的な品種「ぽろたん」の育成に成功しました。
本品種は、果実が大きく食味に優れるとともに、家庭用のオーブントースターや電子レンジで加熱するだけで簡単に渋皮をむくことができます。
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イノシシの跳躍特性の解析と「金網忍び返し柵」の開発・普及
従来の防護柵に折り返し(忍び返し)をつけることでイノシシに圧迫感や錯覚を起こさせ、飛び越えによる侵入を防ぐことができる新たな防護柵を作りました。
この防護柵は、安価で容易に入手可能な建築資材の溶接金網を折り曲げることで簡単に作ることができます。
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稲発酵粗飼料を用いた肉用牛の飼養技術を開発
稲発酵粗飼料は、水田機能を維持しながら稲の生産技術を活かして飼料生産を行うことが可能です。稲発酵粗飼料は、嗜好性が良く、繁殖牛や育成牛に適した粗飼料です。
また、良質な稲発酵粗飼料はビタミンEを豊富に含んでいるので、肥育牛に食べさせることによって牛肉の鮮度保持が期待できます。
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寒締めでホウレンソウの硝酸含量が低下-良食味で安全・安心な冬野菜の生産-
ハウス内温度を低く保つ「寒締め」栽培により、ホウレンソウの糖度・ビタミン・食味が向上することに加えて、収穫前の気温・地温が低いほど、ホウレンソウの硝酸含量が低下することを明らかにし
ました。
また、えぐ味の元となるシュウ酸は、寒締めにより温度を下げても、糖度のようには増加しませんでした。