社会にインパクトのあった研究成果

農林水産研究成果10大トピックス 2010年選出

米粉100%(グルテン不使用)パンの新しい製造技術を開発

発酵時および製パン後の断面の比較

  • 発酵時および製パン後の断面の比較
  • 小麦中の成分であるグルテンの添加を不要とし、小麦アレルギーの方も食べられる製造技術を開発しました。
  • パン以外の、新しい米粉製品への利用が期待できます。
  • 食塩の添加が必要ないため、減塩食品の開発にも応用が期待できます。

お問い合せ先

農研機構 食品総合研究所
研究推進責任者:所長 林 清
研究担当者:蛋白質素材ユニット長 矢野 裕之 Tel 029-838-8051
広報担当者:情報広報課長 西田 信博 Tel 029-838-7992,Fax 029-838-7996

水稲種子にモリブデン化合物をまぶすことにより直播での苗立ちが改善

モリブデン化合物をまぶした種子の苗立ち向上効果の比較

  • 植物の微量要素として知られるモリブデン化合物を種子にまぶすことで、水稲湛水直播栽培で重要な苗立ちが改善されることを初めて明らかにしました。
  • 酸素発生剤を用いる従来法に比べて、モリブデンをまぶす方法では資材費が1/10程度で済むうえ、種子への処理作業もまぶすだけなので簡単です。
  • 水稲作の作業の省力化や生産コストの低減に大きく寄与されることが期待できます。

お問い合せ先

農研機構 九州沖縄農業研究センター
研究推進責任者:所長 井邊 時雄
研究担当者:九州水田輪作研究チーム 原 嘉隆 Tel 0942-52-0681
広報担当者:広報普及室長 橋本 知義 Tel 096-242-7682,Fax 096-242-7769

「砂糖・エタノール複合生産プロセス」を開発!

「KY01-2044」の草姿  「KY01-2044」の草姿 アサヒビール(株)と農研機構九州沖縄農業研究センターは、製糖用従来品種と比べてバイオマス生産量が5割多く、糖収量が3割多いサトウキビ新品種を育成し、バイオエタノールを大量に生産できるシステムを開発しました。

南西諸島におけるサトウキビ産業の活性化や農業振興及び地球温暖化ガス削減への効果が期待できます。

お問い合せ先

農研機構 九州沖縄農業研究センター
研究推進責任者:所長 井邊 時雄
研究担当者:さとうきび育種ユニット長 寺内方克
広報担当者:広報普及室長 橋本 知義 Tel 096-242-7530,Fax 096-242-7769