農業生産のための基盤的地域資源の保全管理技術の開発

食料供給力の向上に向け、農業用水の信頼性向上技術、農地の環境に配慮した機能向上技術や有効利用促進技術、地域における草地の有効利用技術と保全管理技術及び農地の汎用化のための用排水の運用手法を開発する。また、農業の持続性と農村の再生・活性化の観点から、自然エネルギー等の地域資源の利活用技術と地域におけるその保全管理手法及び効果的な鳥獣被害の防止技術を開発する。

多様な用水需要に対応する、安定的な用水供給と排水の循環利用が可能な農地の確保を目指し、渇水、高温、水質等に関連するリスクの定量的な評価手法と統合水循環モデル等を活用した水資源と用排水の運用管理手法を開発する。

低平地水田において新たに約5万haの畑利用が可能な優良農地の確保を目指し、農地からの環境負荷削減技術と多様な作物栽培を対象とした用排水の運用等による農地の排水性向上技術を開発する。耕作放棄地を草地としての有効利用する技術と物質循環機能に基づいた草地の保全管理技術を開発する。さらに、土地利用面等から耕作放棄地を再生する手法を開発する。

農村地域における自然エネルギー(バイオマスを除く)等の活用による、化石エネルギー使用の節減等を目指し、農業水利施設等における小規模水力や地中熱等を有効利用するための整備計画手法、用排水に利用している化石エネルギーを削減するための管理計画技術、地域レベルで農地資源等を有効かつ適正に利用するための情報統合化技術を活用した資源管理手法及び環境評価手法を開発する。

鳥獣被害の防止技術では、全国の被害額を現状から約1割縮減するため、IT等を活用した省力的な対策技術、被害対策支援システム等を開発することにより、地域が主体的に取り組める鳥獣被害防止技術を確立する。