寒地大規模畑作営農及び自給飼料活用酪農システムの実現に向けた技術体系の確立
寒地畑作営農における収益性向上のため、ICTを活用した精密な栽培管理を可能にする作業技術や作業判断を支援する情報システムを開発するとともに、テンサイの多収直播栽培等、畑輪作体系のさらなる省力化及び多収化技術の開発・導入により、50~100ha規模の大規模畑輪作における生産コストの15%削減が可能となる技術体系を確立する。寒地酪農経営における収益性向上のため、コントラクターやTMRセンターによるトウモロコシ子実等を用いた高栄養自給飼料の効果的・効率的な生産・利用技術を開発し、飼料自給率70%の給与体系を確立するとともに、生涯生産性を向上させる飼養管理技術や省力的牛群管理技術を開発し、経産牛100頭以上の規模の経営体において実証試験を行うことで、規模拡大につながる飼料生産・飼養管理技術体系を確立する。
普及成果情報
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2020年
- 道産イアコーン等トウモロコシ子実主体飼料の乳牛への給与効果と収益性評価
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2020年
- 短紙筒狭畦移植機と自走式多畦収穫機等を用いたテンサイの狭畦栽培
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2019年
- 種ばれいしょ生産における国内主要ジャガイモウイルス4種の省力的な検定法
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2019年
- 気象データに基づくワイン用ブドウ栽培支援システム
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2019年
- 拡張された土壌凍結深制御体系を実装した情報システム
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2018年
- イアコーンサイレージの給与は乳牛の夏季における乳生産性低下を緩和する
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2018年
- 圧雪による凍土の発達は融雪水の表面流出を促し硝酸態窒素の溶脱を抑制する
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2017年
- 野良イモ防除と環境負荷低減を両立する最適な土壌凍結深
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2016年
- トウモロコシ子実主体サイレージ(HMSCおよびCCM)の生産利用技術
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2016年
- イアコーンサイレージ生産・利用技術マニュアル第2版
研究成果情報
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2020年
- 3次元レーザスキャナによる草高計測の精度向上
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2020年
- イアコーンサイレージ生産利用のための畑作経営と酪農経営の連携条件
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2020年
- 新規植生指数を用いた小麦の穂水分推定からの成熟期の推定方法
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2019年
- 道内未経産牛における性選別精液の初回授精受胎率は7-8月に低下しやすい
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2019年
- 牧草の高栄養化とトウモロコシ子実サイレージ(HMSC)利用による乳生産性向上効果
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2019年
- RTK-UAVによる3次元計測の測位性能および作業省力効果
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2019年
- 堆肥中の死菌体に由来する有機物の獲得をめぐる微生物間の競合
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2019年
- イアコーン茎葉残渣の収集と乳牛ふん堆肥化の水分調整材としての利用
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2019年
- 消費者視点に立った乳製品のPOP広告における原料乳・飼料情報の提示
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2019年
- 大容量のドローン空撮画像を効率的に配信、閲覧できるウェブシステム
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2019年
- 自動操舵機能の利用によるトラクタ作業の負担軽減と精度向上の効果
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2018年
- 泌乳持続性の遺伝的改良は泌乳中後期の乳中体細胞数を低下させる
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2018年
- 北海道畑作経営へのイアコーン生産の経済的導入条件
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2018年
- イアコーンサイレージ給与乳を原料とするUHT牛乳およびヨーグルトの官能評価特性
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2018年
- イアコーンサイレージの反芻胃内分解特性と給与時の泌乳牛の採食パターン
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2018年
- 感染単位密度を指標とした土壌中のアーバスキュラー菌根菌感染ポテンシャルの定量法
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2018年
- 小麦カバークロップ不耕起栽培は大豆のアーバスキュラー菌根菌相を変化させる
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2017年
- チモシー採草地は晩秋期の放牧期間延長に利用できる
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2017年
- 分娩後306日以降の生産乳量を精度よく推定する泌乳曲線の作成
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2017年
- 飼養条件および加工処理の違いは牛乳の官能評価特性に影響する
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2017年
- 放牧草地の被食量推定式の検討と改良
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2017年
- 国産トウモロコシ子実サイレージで泌乳牛用飼料の圧ぺんトウモロコシを代替可能
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2017年
- 日本のムギ類に感染するPolymyxa graminisの系統と感染ウイルス種
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2016年
- アルファルファ品種「ウシモスキー」のチモシー混播時における適正播種量
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2016年
- 簡易GPS首輪を用いた放牧牛の草地利用状況の把握
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2016年
- 泌乳持続性が高い酪農経営では乳房炎などの家畜診療費が低い
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2016年
- ニューラルネットワークモデルによるイアコーンサイレージのTDN含量の推定
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2016年
- おとり植物を用いた土壌中のジャガイモモップトップウイルスの定量評価法
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2016年
- トウモロコシ花粉飛散ステージに対応した分光反射率に基づく植生指数等の変化
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2016年
- 北海道内は統計的に5つの気候に区分できる
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2016年
- 小型無人航空機から得た画像の3次元再構成技術と台風被害調査への応用