品種

食用作物の品種一覧

カテゴリ 品種の名称 公表日 概要
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
北陸193号 2007年9月19日 水稲新品種「北陸193号」は寒冷地南部での出穂期が晩生の晩に属する粳種である。玄米収量が多く、バイオエタノール用、飼料用等の新規需要米としての利用が期待できる。
食用作物
ハトムギ変種(Coix ma-yuen Roman.)
あきしずく 2007年9月13日 はとむぎ「あきしずく」は熟期が中生で関東以南の栽培地域に適する。短稈で耐倒伏性が強く、茎数が多くて多収である。葉枯病に比較的強く、製茶加工適性はよい。
食用作物
ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.)
なごみまる 2007年3月 2日 だいず「なごみまる」は、「タチナガハ」並の収量性・耐倒伏性を備えた品種である。大豆の主要アレルゲンタンパク質の一つであるβ-コングリシニンのうち、αおよびα’サブユニットを欠失している。豆乳等の大豆食品のアレルギーリスク軽減のための原料として利用できる。
食用作物
コムギ種(Triticum aestivum L.)
もち姫 2007年3月 2日 小麦「もち姫」はもち性で、「はつもち」と比べて、収量性、製粉性、粉の色相が改良された品種である。「ネバリゴシ」と比べて稈長は同程度、成熟期は2日遅いやや早生種で、青森県をはじめ寒冷地での地域特産的な用途向けに普及が見込まれる。
食用作物
コムギ種(Triticum aestivum L.)
トワイズミ 2007年3月 2日 小麦新品種「トワイズミ」は温暖地以西の平坦地に適応する日本めん用小麦品種である。多収で、粒の外観品質が優れ、赤かび病には「農林61号」よりやや強く、うどんこ病にはやや弱い。製粉性と粉の明度が高く、小麦粉のアミロース含量はやや低く、めんの粘弾性が優れる。
食用作物
オオムギ属(Hordeum L.)
キリニジョウ 2007年3月 2日 二条大麦新品種「キリニジョウ」は、焼酎醸造適性が良く焼酎の官能品質に特徴があり優れる。千粒重と容積重が大きく多収である。精麦白度が高く精麦品質が良い。オオムギ縞萎縮病ウイルスI型系統とうどんこ病に強く、穂発芽性がやや難である。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
夕やけもち 2006年12月18日 水稲「夕やけもち」は、早生で耐冷性が強く東北地域での栽培に適する赤米糯系統である。一般糯品種並の収量があり、ふ先色が紫色で一般品種との識別性がある。一般糯玄米と比較して、食物繊維、タンニン、カテキン等を多く含む。
食用作物
バレイショ種(Solanum tuberosum L.)
シャドークイーン 2006年11月17日 ばれいしょ「シャドークイーン」は、紫肉の既存品種「キタムラサキ」および「インカパープル」に比べ、アントシアニン色素を約3倍含有し、肉色は濃い紫である。
食用作物
バレイショ種(Solanum tuberosum L.)
ノーザンルビー 2006年11月17日 ばれいしょ「ノーザンルビー」は、調理適性に優れ、アントシアニン色素を含有し、いもの肉色が赤色である。ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有し、「インカレッド」に比べ枯凋期が早く栽培しやすい。
食用作物
バレイショ種(Solanum tuberosum L.)
こがね丸 2006年11月17日 ばれいしょ「こがね丸」は、フライ加工に適し、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有する。でん粉価が高く大粒・多収で、曝光によるグリコアルカロイド増加が少ない。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
コシヒカリ関東HD1号 2006年11月17日 水稲品種「コシヒカリ関東HD1号」は、戻し交配とDNAマーカー選抜により、コシヒカリの遺伝的背景にインド型品種Kasalath由来の出穂性QTL「qDTH6」(Hd1)をコシヒカリの遺伝的背景に導入した極早生同質遺伝子系統である。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
華麗舞 2006年11月17日 「華麗舞」は寒冷地南部では中生の早に属する細長粒の粳種で、短稈、穂重型の品種である。炊飯米は、表面の粘りは少ないが、内部は「コシヒカリ」並に軟らかいという米飯物性を示す。日本で市販されているとろみのあるカレールウと良く合い、カレー用調理米飯としての用途が期待される。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
萌えみのり 2006年11月17日 水稲「萌えみのり」は東北地域中南部での熟期が中生の晩に属する粳種である。良食味で、耐倒伏性が強く、規模拡大や複合経営に有利な省力的栽培法である直播栽培、特に表面播種において多収である。
食用作物
バレイショ種(Solanum tuberosum L.)
インカのひとみ 2006年11月17日 2倍体ばれいしょ「インカのひとみ」は、カロテノイド系色素を含有し、いもの肉色が橙黄色である。表皮は赤色で、目の周りだけが黄色に着色された眼鏡状の様相を呈する。「インカのめざめ」同様、良食味であり、収量性は「インカのめざめ」よりも優れている。
食用作物
ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.)
ことゆたか 2006年11月17日 「ことゆたか」は温暖地向けに育成された豆腐用黄大豆であり、タマホマレよりも豆腐加工適性が高い。また、耐倒伏性に強く、青立ちもほとんどない。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
タチアオバ 2006年11月17日 水稲「タチアオバ」は、耐倒伏性が極めて強く、地上部全重が極多収でホールクロップサイレージ用に適した極晩生種で、極長稈で主食用水稲品種との草姿による識別が容易である。
食用作物
ソバ種(Fagopyrum esculentum Moench)
そば中間母本農1号 2006年11月17日 そば「九州PL4号」はそば近縁野生種から導入した自殖性遺伝子を持つために自殖稔性が高く、花柱性は雌しべと雄しべが長い長等花柱花である。野生種由来の子実脱落性遺伝子を除去してあるため、自殖性導入の育種素材として優れている。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
リーフスター 2006年8月14日 「リーフスター(関東飼215号)」は温暖地では極晩生に属する水稲粳種で、長稈で茎葉多収型の稲発酵粗飼料向き系統である。玄米収量は劣るが、地上部全重が多収で、未消化籾の排泄量が少なく、いもち病圃場抵抗性が強い。
食用作物
オオムギ属(Hordeum L.)
トヨノカゼ 2006年6月21日 裸麦新品種「トヨノカゼ」は多収である。粒はやや円粒で、整粒歩合が高い。軟質で搗精時間が短く、精麦品質が優れる。
食用作物
コムギ種(Triticum aestivum L.)
ふくほのか 2006年6月21日 小麦「ふくほのか」は成熟期が「シロガネコムギ」と同程度の早生種で、赤さび病と穂発芽に強く、多収である。製粉歩留とミリングスコアが高く、製粉性が優れる。小麦粉のアミロース含有率がやや低く、ゆでめんの食感(粘弾性)が優れる。兵庫県で普及が見込まれる。
食用作物
コムギ種(Triticum aestivum L.)
うららもち 2006年6月21日 小麦「うららもち」はもち性品種で、「あけぼのもち」と比べてやや長稈で、収量性および製粉性が優れる。三重県等で地域特産的な用途向けに普及が見込まれる。
食用作物
バレイショ種(Solanum tuberosum L.)
らんらんチップ 2006年3月 7日 ばれいしょ「らんらんチップ」は、中早生のジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持つチップ加工原料用である。翌年2月までの貯蔵に適し、チップカラーが「トヨシロ」より優れる。また、暖地春作のチップ原料として使用可能である。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
さとじまん 2006年3月 7日 さとじまん(関東209号)は、温暖地で中生熟期の水稲粳種であり、縞葉枯病抵抗性を有し晩植で多収かつ食味もコシヒカリ並に良い。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
あゆのひかり 2006年3月 7日 「あゆのひかり」は寒冷地南部では中生の中に属する粳種で、短稈、偏穂重型の糖質米品種である。重量当たりのGABA含量が一般品種の3倍前後で、水溶性多糖(植物グリコーゲン)を乾物重当たり30%蓄積することから、発芽玄米および発芽玄米を添加したおにぎり、顆粒状食品等機能性食品としての加工利用が期待される。
食用作物
ダッタンソバ種(Fagopyrum tataricum (L.) Gaertn.)
北陸4号 2006年3月 7日 ダッタンソバ「北陸4号」は、「北系1号」に比べ、草丈がやや短く、成熟期はやや早く、千粒重はやや大きい。子実重は同程度で、ルチン含量はやや少ない。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
べこあおば 2006年3月 7日 水稲「べこあおば」は東北中南部以南での熟期が中生の晩に属する粳種である。耐倒伏性が強く直播栽培にも適する。また乾物重が安定して高く、耐肥性に優れるため東北地域向け稲発酵粗飼料専用品種として利用できる。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
恋あずさ 2006年3月 7日 水稲「恋あずさ (奥羽359号) 」は一般品種に比べて胚芽重が約2倍あり、γ-アミノ酪酸含量が高い巨大胚粳種である。熟期が早生の晩で耐冷性が非常に強いことから、東北地域向きの発芽玄米用等の加工用品種として利用できる。
食用作物
ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.)
きぬさやか 2006年3月 7日 だいず「きぬさやか」は晩生の早で中粒、白花で、モザイクウイルスに強い。青臭みの原因であるリポキシゲナーゼと強いえぐ味を呈するグループAアセチルサポニンを欠失し、豆乳や豆腐の加工適性は良好で、豆乳はすっきりした味わいである。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
アケムラサキ 2006年3月 7日 カンショ「アケムラサキ(九州148号)」は「アヤムラサキ」よりアントシアニン色素含量が高く、いもの外観や線虫抵抗性が優れる。色素原料用として利用できる。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
あきまさり 2006年3月 7日 「あきまさり(西海248号)」は、「ユメヒカリ」熟期の晩生の粳種である。強稈で耐倒伏性に優れ、収量性は「ユメヒカリ」「かりの舞」を約10%上回る多収である。食味は「ユメヒカリ」に明らかに優る極良食味である。「ユメヒカリ」等の代替として熊本県で普及予定である。

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