品種
九州沖縄農業研究センターの品種一覧
カテゴリ | 品種の名称 | 公表日 | 概要 |
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食用作物 ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.) |
すずかれん | 2010年8月25日 | 葉焼病に強く、ハスモンヨトウに対して抵抗性を持った大豆の新品種を育成しました。やや晩生で、納豆加工適性が優れた小粒の品種です。 |
食用作物 ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.) |
フクミノリ | 2010年8月25日 | 「フクミノリ」は西日本の主力品種「フクユタカ」に、重要食葉性害虫ハスモンヨトウに対する抵抗性を、DNAマーカー選抜技術を利用して付与した品種です。栽培特性や子実の品質・成分等は「フクユタカ」とほぼ同じで、豆腐加工に適しています。 |
食用作物 稲種(Oryza sativa L.) |
さよむらさき | 2010年8月25日 | 「さよむらさき」は九州地方での栽培に向く、アントシアニンを含む初めての紫黒米の水稲もち品種です。倒伏に強く、玄米の着色がよい特徴があります。雑穀とブレンドした健康食品等、地域振興を目的とした特産品開発への利用が期待されます。 |
野菜 イチゴ属(Fragaria L.) |
おいCベリー | 2010年8月12日 | 「おいCベリー」は、ビタミンCが市販品種の中で最も多い「さちのか」の1.3倍含まれ、高い抗酸化活性を有した促成栽培向け品種で果実の日持ち性に優れ、糖度が高く食味も良好です。 |
食用作物 カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.) |
サツママサリ | 2010年7月21日 | カンショ「サツママサリ」は「コガネセンガン」に比べ、いもの外観と貯蔵性が優れ、原料当たりの純アルコール収得量が高い。焼酎は甘くフルーティな香りとすっきりした味が特徴である。サツマイモネコブセンチュウに強い。 |
食用作物 カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.) |
こなみずき | 2010年6月14日 | カンショ「こなみずき」はでん粉の糊化温度が一般品種のでん粉より約20°C低い。この低温糊化性でん粉はゲルの離水率や硬度が低く、耐老化性に優れ、高分解性である。いもの収量およびでん粉歩留は「シロユタカ」並で、線虫にも強い。 |
食用作物 カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.) |
タマアカネ | 2010年1月25日 | 「タマアカネ」はアメリカ合衆国から導入した高カロテン品種「Resist」を母、多収でいもの外観が優れる加工用系統「九系179」を父とする交配後代から選抜した醸造・加工用の新品種です。いもの外観や収量が優れており、これまでの育成品種のなかで最も多くのβ-カロテンを含んでいます。 |
食用作物 稲種(Oryza sativa L.) |
まきみずほ | 2009年9月24日 | 水稲新品種「まきみずほ」は暖地で早生の晩に属する粳種である。稲発酵粗飼料用として全重が多く強稈であり、普通期栽培では暖地の主食用基幹品種「ヒノヒカリ」より早く収穫でき、晩植栽培でも地上部乾物収量が減収しにくい特徴を持つ。 |
食用作物 稲種(Oryza sativa L.) |
モグモグあおば | 2009年7月29日 | 「モグモグあおば」は暖地では中生の晩に属する粳種である。地上部乾物重が多く、強稈で耐倒伏性が強いため稲発酵粗飼料用品種として暖地平坦部で利用できる。また、粗玄米重も多いため、飼料米用としても利用できる可能性がある。 |
工芸作物 サトウキビ属(Saccharum L.) |
Ni27 | 2009年7月29日 | 「Ni27」は宮古・八重山地域の夏植え用として普及に移されることになった新品種です。草姿は母親である「NiF8(農林8号)」に似て、茎数や茎長は同等程度ですが、「NiF8」よりもやや太茎で多収となります。甘蔗糖度は「NiF8」や宮古島の主力品種「宮古1号」と同等程度で高品質となります。葉や茎には花青素がなく、全体が緑色で、葉焼け病やさび病といった葉に発生する病気は見られません。 |
食用作物 稲種(Oryza sativa L.) |
ルリアオバ | 2009年6月29日 | 「ルリアオバ」は、刈取後の再生茎の生育が旺盛で、2回刈り栽培における地上部全重が極多収で稲発酵粗飼料に適した晩生種である。九州南部において茎葉型の2回刈り専用種として利用できる。 |
食用作物 稲種(Oryza sativa L.) |
ミズホチカラ | 2009年5月28日 | 「ミズホチカラ」は出穂期が「ニシホマレ」並の中生種で、耐倒伏性が強く粗玄米収量が一般主食用米より約20%多収である。玄米品質・米飯の食味は不良であり主食用には適さないが、飼料米や米粉原料などの加工用米に利用できる。 |
食用作物 カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.) |
九育葉2号 | 2009年4月22日 | 「九育葉2号」は、茎葉の食味や葉に含まれる機能性成分の含量が品種「すいおう」と同等で、食用として優れている茎葉利用サツマイモ品種です。叢生の草型の特徴を活かして家庭菜園等に利用できます。 |
食用作物 オオムギ属(Hordeum L.) |
白妙二条 | 2009年4月22日 | 二条大麦新品種「白妙二条」は、褐変を引き起こすポリフェノール含量が極低く、炊飯後に褐変をほとんど起こさない。精麦白度と歩留りが高く精麦品質が優れる。ニシノホシと同等の早生、短稈、多収である。穂発芽性が易でオオムギ縞萎縮病ウイルスIII型系統に罹病する。 |
食用作物 稲種(Oryza sativa L.) |
初山吹 | 2009年2月 3日 | 「初山吹」は、「キヌヒカリ」のガンマ線照射による突然変異に由来する粳種である。胚乳に黄色の新規化合物を含み、精米、飯米ともに明らかな黄色を呈する。 |
野菜 イチゴ属(Fragaria L.) |
こいのか | 2008年10月28日 | 「こいのか」は、早生で連続出蕾性に優れ、年内収量の多い促成栽培用イチゴ品種である。果実の硬度は高く日持ち性に優れ、糖度が高く、食味は極めて良い。 |
野菜 イチゴ属(Fragaria L.) |
おおきみ | 2008年10月28日 | 「おおきみ」は、平均果重が20g以上の極大果で日持ち性と食味に優れ、摘果作業が不要な促成栽培用イチゴ品種で、萎黄病、炭疽病およびうどんこ病に対して抵抗性を有する。 |
飼料作物 ソルガム属(Sorghum Moench) |
SIL-05 | 2008年8月26日 | スイートソルガム「SIL-05」は糖生産力に優れる純系系統で、既存の高糖性品種に比べ日当り糖収量が131%、糖収量が118%と高い。アルコール原料用のほか、一代雑種の親自殖系統として飼料用品種の育成に用いることができる。 |
飼料作物 トウモロコシ種(Zea mays L.) |
なつむすめ | 2008年8月26日 | トウモロコシ新品種「なつむすめ」は、晩播・夏播き用品種で、南方さび病に極めて強く、耐倒伏性に優れ、乾物収量および乾雌穂重割合が高く、TDN含量、TDN収量ともに高い。 |
飼料作物 トウモロコシ種(Zea mays L.) |
Mi91 | 2008年8月26日 | サイレージ用トウモロコシの親自殖系統「Mi91」(エムアイキュウジュウイチ)は、"中生の晩"のフリント種で、ごま葉枯病抵抗性と耐倒伏性に優れ、組合せ能力が高い。「Mi91」を種子親とする一代雑種は、南方さび病に強く、TDN収量が高い。 |
食用作物 ソバ種(Fagopyrum esculentum Moench) |
さちいずみ | 2008年8月26日 | そば「さちいずみ」は熟期が中生で暖地の秋栽培に適する。草丈が低く多収であり、「鹿屋在来」より栽培期間が短い。色、香りが良く、そばらしい食感を具えている。 |
飼料作物 トウモロコシ種(Zea mays L.) |
Mi101 | 2008年8月 5日 | サイレージ用トウモロコシの親自殖系統「Mi101」(エムアイヒャクイチ)は、中生のセミデント種で、耐倒伏性に優れ、組合せ能力が高い。耐倒伏性に優れる春播き用の一代雑種の親系統および晩播・夏播き用の一代雑種の親系統として利用できる。 |
野菜 イチゴ属(Fragaria L.) |
カレンベリー | 2008年8月 5日 | 「カレンベリー」は、炭疽病、うどんこ病、萎黄病および疫病に対して抵抗性を有し、果実の揃いがよい。やや晩生で、半促成栽培および露地栽培に適する。 |
食用作物 稲種(Oryza sativa L.) |
モミロマン | 2008年7月11日 | 水稲新品種「モミロマン」は温暖地東部での出穂期が中生の晩に属する粳種である。玄米収量が多く飼料米として期待できる。また、黄熟期のTDN収量も高い。直播栽培にも適し、関東以西向け飼料米・稲発酵粗飼料向け品種として期待できる。 |
食用作物 ソバ種(Fagopyrum esculentum Moench) |
春のいぶき | 2008年7月11日 | そば「春のいぶき」は西南暖地の春に播種して初夏に収穫する春播き栽培に適する初めての育成品種です。 子実重は「しなの夏そば」より多く、穂発芽は「しなの夏そば」より少ないです。食味は良く、前年北海道産「キタワセソバ」より優れます。 |
食用作物 オオムギ属(Hordeum L.) |
煌二条 | 2008年3月26日 | 二条大麦新品種「煌二条」は、焼酎醸造適性が良く焼酎の酒質に特徴があり優れる。千粒重と整粒歩合が大きく整粒収量が高い。オオムギ縞萎縮病ウイルスのI,III型系統に強く、穂発芽性が難である。 |
食用作物 稲種(Oryza sativa L.) |
関東BPH1号 | 2007年12月21日 | 水稲品種「関東BPH1号」は、インド型系統IR54742(GSK178-2)が持つO.officinalis由来のトビイロウンカ抵抗性遺伝子bph11を、戻し交配とDNAマーカー選抜により「ヒノヒカリ」に導入したトビイロウンカ抵抗性同質遺伝子系統である。 |
食用作物 カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.) |
九州138号 | 2007年12月21日 | カンショ「九州138号」は、いもの皮色や外観が優れ、線虫抵抗性を示す。蒸しいもの食味も良好である。 |
食用作物 稲種(Oryza sativa L.) |
吟のさと | 2007年12月21日 | 「吟のさと」は、酒米品種としては短稈で耐倒伏性が強く栽培しやすい晩生種である。玄米のタンパク質含有率は「山田錦」並で、心白発現率が高く、心白の形状も安定していて外観品質は良好である。高度精米が可能であるため、吟醸酒等の麹米として利用できる。 |
食用作物 カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.) |
べにはるか | 2007年12月21日 | カンショ「べにはるか」は蒸しいもの糖度が高く、食味は良好である。いもの外観が優れ、線虫抵抗性を示す。 |
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