品種

九州沖縄農業研究センターの品種一覧

カテゴリ 品種の名称 公表日 概要
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
ときまさり 2007年12月21日 カンショ「ときまさり」は原料当たりの純アルコール収得量が「コガネセンガン」より多く、焼酎は軽快な甘味とコク、いもの香りが強い特徴のある酒質である。サツマイモネコブ線虫抵抗性が優れ、でん粉歩留が高く、いもの貯蔵性も良好である。
工芸作物
サトウキビ属(Saccharum L.)
NiN24 2007年12月21日 サトウキビ「NiN24」は、沖縄本島南部地域における1月から2月の収穫において、1茎重、原料茎重が重く、可製糖量が多い。早期高糖性で、夏植え型栽培により、秋から初冬季にかけての早期収穫にも対応できる。サトウキビの生産性向上と収穫の早期化に有用である。
飼料作物
エンバク種(Avena sativa L.)
九州16号 2007年12月21日 エンバク「九州16号」は、耐倒伏性と冠さび病抵抗性が改良された品種である。既存品種よりも耐倒伏性に優れ、降雨による倒伏に強い。
飼料作物
エンバク種(Avena sativa L.)
九州15号 2007年12月21日 エンバク「九州15号」は、出穂性、耐倒伏性、冠さび病抵抗性が改良された品種である。既存品種よりも出穂が早く、九州の低標高地で9月下旬に播種しても年内の出穂程度が高く多収である。
飼料作物
エンバク種(Avena sativa L.)
九州14号 2007年12月21日 エンバク「九州14号」は、出穂性、耐倒伏性、冠さび病抵抗性が改良された品種である。既存品種よりも出穂が早く、9月下旬に播種しても年内の出穂程度が高く、多収である。
食用作物
ハトムギ変種(Coix ma-yuen Roman.)
あきしずく 2007年9月13日 はとむぎ「あきしずく」は熟期が中生で関東以南の栽培地域に適する。短稈で耐倒伏性が強く、茎数が多くて多収である。葉枯病に比較的強く、製茶加工適性はよい。
食用作物
コムギ種(Triticum aestivum L.)
トワイズミ 2007年3月 2日 小麦新品種「トワイズミ」は温暖地以西の平坦地に適応する日本めん用小麦品種である。多収で、粒の外観品質が優れ、赤かび病には「農林61号」よりやや強く、うどんこ病にはやや弱い。製粉性と粉の明度が高く、小麦粉のアミロース含量はやや低く、めんの粘弾性が優れる。
食用作物
オオムギ属(Hordeum L.)
キリニジョウ 2007年3月 2日 二条大麦新品種「キリニジョウ」は、焼酎醸造適性が良く焼酎の官能品質に特徴があり優れる。千粒重と容積重が大きく多収である。精麦白度が高く精麦品質が良い。オオムギ縞萎縮病ウイルスI型系統とうどんこ病に強く、穂発芽性がやや難である。
食用作物
ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.)
ことゆたか 2006年11月17日 「ことゆたか」は温暖地向けに育成された豆腐用黄大豆であり、タマホマレよりも豆腐加工適性が高い。また、耐倒伏性に強く、青立ちもほとんどない。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
タチアオバ 2006年11月17日 水稲「タチアオバ」は、耐倒伏性が極めて強く、地上部全重が極多収でホールクロップサイレージ用に適した極晩生種で、極長稈で主食用水稲品種との草姿による識別が容易である。
食用作物
ソバ種(Fagopyrum esculentum Moench)
そば中間母本農1号 2006年11月17日 そば「九州PL4号」はそば近縁野生種から導入した自殖性遺伝子を持つために自殖稔性が高く、花柱性は雌しべと雄しべが長い長等花柱花である。野生種由来の子実脱落性遺伝子を除去してあるため、自殖性導入の育種素材として優れている。
工芸作物
サトウキビ属(Saccharum L.)
Ni22 2006年11月17日 サトウキビ「Ni22」は、発芽、萌芽、初期伸長が優れ、糖度が高く、株出し栽培で多収である。早期高糖性で12月収穫でも可製糖量が多く、サトウキビの生産性向上に必要な収穫早期化の促進にも有用である。
工芸作物
サトウキビ属(Saccharum L.)
KRFo93-1 2006年11月17日 「KRFo93-1」は、日本初の飼料用サトウキビ品種候補系統である。初期生育が旺盛で乾物収量が多い。株の再生が優れ、数年間にわたる多数回の収穫が可能である。
工芸作物
サトウキビ属(Saccharum L.)
Ni23 2006年11月17日 サトウキビ「Ni23」は、発芽、萌芽が良く、茎伸長が優れ、春植え、夏植え、株出しともに多収である。夏季に干ばつが発生した年でも既存品種より収量が多い。干ばつが発生しやすい地域に普及させることで、サトウキビの生産性向上が期待できる。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
CHU44 2006年6月21日 サイレージ用とうもろこしの親自殖系統「CHU44」(シーエイチユーヨンジュウヨン)を育成しました。本品種は中生のフリント種で、ごま葉枯病抵抗性、すす紋病抵抗性および耐倒伏性が強く、一代雑種品種の親品種として利用できます。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
アケムラサキ 2006年3月 7日 カンショ「アケムラサキ(九州148号)」は「アヤムラサキ」よりアントシアニン色素含量が高く、いもの外観や線虫抵抗性が優れる。色素原料用として利用できる。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
あきまさり 2006年3月 7日 「あきまさり(西海248号)」は、「ユメヒカリ」熟期の晩生の粳種である。強稈で耐倒伏性に優れ、収量性は「ユメヒカリ」「かりの舞」を約10%上回る多収である。食味は「ユメヒカリ」に明らかに優る極良食味である。「ユメヒカリ」等の代替として熊本県で普及予定である。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
にこまる 2006年3月 7日 「にこまる(西海250号)」は、「ヒノヒカリ」熟期の中生の粳種である。食味は「コシヒカリ」並の極良食味である。外観品質は高温年でも安定して「ヒノヒカリ」より優れる。「かりの舞」と「ヒノヒカリ」の一部に代えて長崎県で普及予定である。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
きぬむすめ 2006年3月 7日 水稲「きぬむすめ(西海232号)」は、「日本晴」熟期の早生の粳種である。食味は「コシヒカリ」並の極良食味で、外観品質、収量とも安定して優れる。「祭り晴」等の代替として島根県で普及予定である。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
九州137号 2006年3月 7日 カンショ「九州137号」は、蒸切干加工適性が高い初の紫カンショ系統である。既存の青果用や加工用の紫カンショ品種では蒸切干に加工できないが、「九州137号」の蒸切干の色は紫で、中白もほとんどなく肉質や食味も良好である。
飼料作物
トールフェスク種(Festuca arundinacea Schreb.)
ウシブエ 2006年3月 7日 ト-ルフェスク「ウシブエ(九州10号)」は永続性、収量性に優れる中生品種である。九州から東北中部までの広範囲の地域に適応し、特に暖地の放牧草地等における永年的な高品質牧草生産に貢献出来る。
工芸作物
サトウキビ属(Saccharum L.)
NiTn20 2006年3月 7日 サトウキビ「NiTn(KF92T-519)」は、発芽、萌芽、茎伸長が良く、春植え、株出しともに多収である。早期高糖で12月収穫にも適し、黒穂病抵抗性を具える。既存品種では収量が低い地域や黒穂病汚染地域に普及することで、サトウキビの生産性向上が期待できる。
食用作物
ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.)
クロダマル 2005年6月23日 「クロダマル」は暖地向けに初めて育成された煮豆用大粒黒大豆品種であり、「丹波黒」より煮豆の製品歩留まりが高い。また、蒸煮大豆および大豆煮汁のアントシアニン含有量が「新丹波黒」より多く、抗酸化作用も高い。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
ふくいずみ 2005年6月23日 「ふくいずみ」は、直播適性を備えた早生の晩の熟期の粳種である。強稈で耐倒伏性が優れ、苗立ち特性も良好である。いもち病、白葉枯病に対して中程度以上の抵抗性を備え、直播での収量が高く、食味、外観品質も「ヒノヒカリ」並に良好である。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
ニシアオバ 2005年6月23日 水稲「ニシアオバ」は、地上部全重が重く、難脱粒性で、ホールクロップサイレージとしての発酵品質や嗜好性も良好である。玄米は極大粒で、主食用水稲品種との識別が容易である。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
オキコガネ 2005年6月23日 カンショ「オキコガネ」は、蒸しいものブリックスが低く、かつでん粉含量が低いという特徴を持つ。多収で、いもの形状および外観も優れるため、調理素材として幅広く利用できる。
工芸作物
サトウキビ属(Saccharum L.)
NiTn18 2005年6月23日 サトウキビ「NiTn18」は、初期生育が旺盛であり、萌芽も優れるため、春植、株出共に安定して多収である。低温下でも萌芽が良好であることから、無マルチ株出栽培でも「NiF8」より多収となる。低温や肥培管理等の要因により「NiF8」が少収となる地域に普及することによってサトウキビ生産の安定が図れる。
工芸作物
サトウキビ属(Saccharum L.)
NiTn19 2005年6月23日 サトウキビ「NiTn19」は、分げつが旺盛で茎数が安定して多く、黒穂病抵抗性を具えるため、株出栽培に適する。発芽性に優れ、欠株が少なく、春植、株出、夏植の3作型で安定して多収である。黒穂病汚染地域や茎数不足によって新植や株出の収量が低い地域に普及することによって生産の安定が図れる。
飼料作物
エンバク種(Avena sativa L.)
たちあかね 2005年6月23日 エンバク「たちあかね」は、夏播用品種に求められる耐倒伏性、冠さび病抵抗性、種子休眠性が改良された品種である。エンバク栽培の中心である南九州においては特に高い能力を発揮する。
花き・観賞樹
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
九育観1号 2004年12月17日 カンショ「九育観1号」は、茎葉が濃い紫色で、葉形が心臓形という特徴を持つ。露地植え、プランター植えなど観賞用として利用できる。

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