品種

九州沖縄農業研究センターの品種一覧

カテゴリ 品種の名称 公表日 概要
食用作物
コムギ種(Triticum aestivum L.)
ミナミノカオリ 2004年7月16日 小麦新品種「ミナミノカオリ」は、蛋白質含有率が高く製パン適性が良い硬質小麦で、醤油醸造にも適する。やや早生、短強稈で耐倒伏性が優れる。穂発芽性がやや易で赤かび病にやや弱い。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
紅染めもち 2004年4月 7日 水稲「紅染めもち」は暖地における熟期が中生で、偏穂数型の赤糯系統である。玄米は均一な赤褐色を呈して着色が良く、抗酸化性物質のプロアントシアニジンを有する。餅、おこわ、菓子等への加工利用が期待される。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
アヤコマチ 2004年2月 3日 カンショ「アヤコマチ」は、塊根中にカロテンを含み、肉色は鮮やかな橙で、調理加工適性が優れる。いもの外観および蒸しいもの食味も良く、カロテンを含む惣菜・青果用品種として利用できる。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
ダイチノユメ 2004年2月 3日 カンショ「ダイチノユメ」は、上いも収量とでん粉歩留がともに高いため、単位面積当たりのでん粉生産能力が非常に優れる。また、貯蔵性、センチュウ抵抗性も優れる。でん粉原料用として、南九州のカンショ作地域に適する。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
ハマコマチ 2004年2月 3日 カンショ「ハマコマチ」は、塊根中にβ-カロテンを多量に含み、多収である。蒸切干の肉色は濃橙で、食味、加工適性とも優れ、高カロテンの蒸切干用品種として利用できる。
工芸作物
サトウキビ属(Saccharum L.)
Ni16 2004年2月 3日 サトウキビ「Ni16」は初期生育が優れ、春植及び夏植で安定して多収である。萌芽が優れ、株出で発病の多い黒穂病に対する抵抗性を具えるため、株出栽培にも適する。黒穂病多発地域や低収量地域に普及することによって生産の安定が図れる。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
西海観246号 2003年3月26日 ピンクの「のげ」が美しい鑑賞用稲品種です。
野菜
イチゴ属(Fragaria L.)
いちご中間母本農2号 2002年12月16日 「いちご中間母本農2号」はイチゴ炭そ病に対して、抵抗性品種の「宝交早生」、「Dover」と同程度以上の強度抵抗性を有し、炭そ病抵抗性品種育成の交配親として利用出来ます。
食用作物
稲種(Oryza sativa L.)
あきさやか 2002年12月16日 水稲「あきさやか」は、暖地における熟期が晩生で、極良食味、安定多収の粳系統である。耐倒伏性は強く、草姿、熟色も良い。「ヒノヒカリ」の作付け分散を図る等の目的で福岡県南部で普及が予定される。
花き・観賞樹
イチゴ属(Fragaria L.)
久留米IH4号 2002年11月12日 紅色花弁を有する「久留米IH4号」は、冬季における草勢が強く、着果安定性が優れることからクリスマス期における鉢植え等の観賞用として利用できる。8倍体栽培種との交雑後代における紅花を有する正常着果個体の出現割合は極めて高く、交配親としても利用できる。
野菜
イチゴ属(Fragaria L.)
久留米IH1号 2002年11月12日 F.nilgerrensis由来のモモ様、ココナッツ様の香気を有した果実が結実する10倍体品種です。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
九州121号 2002年9月 4日 「九州121号」は、いもの形状や大きさの揃いが良く、蒸しいもの肉色は"黄色"と良好で、調理後黒変も少なく、蒸しいもは冷えても硬くなりにくく、冷凍焼きいもや加工原料用(ペースト)として有用な特性をもつサツマイモ品種です。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
すいおう 2002年6月20日 茎葉利用カンショ「すいおう」の地上部は繰返し収穫が可能であり、多収である。ホウレンソウ等と比べ、葉身の栄養性は同等以上、ポリフェノール含量は高い。ラジカル消去能や抗変異原性などの機能性にも優れるため、野菜や機能性食品素材として利用できる。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
タマオトメ 2002年6月20日 「タマオトメ」は多収で蒸切干の加工適性が優れ、蒸切干用カンショ栽培地域に適するサツマイモ品種です。肉色の黄色が濃くペースト加工用にも適しています。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
べにまさり 2002年3月22日 カンショ「べにまさり」は、肉色の黄色が濃く、肉質はやや粘質で、食味が優れる。また、多収であり、早掘適性がある。萌芽性や貯蔵性も良い。青果用として、全国のカンショ作地域に適する。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
Mi44 2002年2月13日 サイレージ用とうもろこしの親自殖系統「Mi44」(エムアイヨンジュウヨン)を育成した。本系統は中生のデント種で、耐倒伏性、ごま葉枯病抵抗性及び紋枯病抵抗性が強く、一代雑種品種の親系統として利用できる。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
Mi62 2002年2月13日 サイレージ用とうもろこしの親自殖系統「Mi62」(エムアイロクジュウニ)を育成した。本系統は組合せ能力が高い中生の晩のデント種で、一代雑種品種の親系統として利用できる。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
ゆめつよし 2002年2月13日 「ゆめつよし」は、暖地向き春播き栽培用とうもろこしの中生の晩・耐倒伏性品種で、ごま葉枯病抵抗性及びさび病抵抗性は強である。TDN収量は同熟期の既存品種よりやや高い。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
ムラサキマサリ 2002年1月24日 サツマイモ「ムラサキマサリ」は、いもの形など外観が優れており、高アントシアニンで加工適性の優れた加工用品種です。
食用作物
ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.)
サチユタカ 2001年3月28日 大豆品種「サチユタカ」は「ニシムスメ」と比べ、収量、品質とも安定して優れ、蛋白質含有率が高く、豆腐加工適性が高い。また、紫斑病、倒伏、莢先熟等の障害に強い。
飼料作物
エンバク種(Avena sativa L.)
たちいぶき 2001年3月13日 「たちいぶき」は、冠さび病抵抗性と耐倒伏性に優れる多収の極早生品種で、長野県、山口県、香川県、長崎県で奨励品種に指定されています。近年、「たちいぶき」を夏播き栽培(9月播種~12月収穫)することで、サツマイモネコブセンチュウの増殖を抑制し、翌年の後作サツマイモにおける塊根の線虫被害を軽減することが明らかにされ、現在は線虫抑制作物としても普及が進められています。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
ゆめちから 2000年12月22日 「ゆめちから」は暖地向き春播き栽培用とうもろこしの高消化性・早生品種で、ホールクロップのTDN含量が既存品種より3~4高く、抜群の耐倒状性を示す。ごま葉枯病およびさび病抵抗性は極強である。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
コナホマレ 2000年12月22日 「コナホマレ」は、上いも収量やでん粉歩留がともに高いため、単位面積当たりのでん粉生産能力が非常に優れるカンショ品種です。でん粉原料用として、南九州のカンショ作地域に適しています。
飼料作物
ギニアグラス種(Panicum maximum Jacq.)
ナツコマキ 2000年2月22日 ギニアグラス「ナツコマキ」は,中型のトラクタによる機械作業に対して踏圧抵抗性を示し2番草以降の収量を得ることができる。茎が細く乾燥速度が早いため,乾草やラップサイレージ調製に適している。極早生であるためイタリアンライグラスとの作付け体系が組みやすい。初期生育が良く,1番草の乾草は品質が優れている。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
アヤムラサキ 1999年7月29日 「アヤムラサキ」はジュース、飲料酢、パウダー、色素など数多くの加工品を登場させ、紫いもブームを巻き起こした品種です。アントシアニンを多く含んでいます。アントシアニン色素を生かして、機能性に富むカラフルな加工製品が作られています。
食用作物
カンショ種(Ipomoea batatas (L.) Lam.)
農林ジェイレッド 1999年7月29日 「ジェイレッド」は極多収で乾物率が低く、β-カロテンを多量に含み、搾汁液の褐変が少ないサツマイモ品種です。ジュース用加工原料に適しています。全国のサツマイモ栽培地域に適しています。
食用作物
ダイズ種(Glycine max (L.) Merr.)
すずおとめ 1999年4月21日 暖地向けに初めて育成された納豆用小粒大豆品種であり、「納豆小粒」より青立ち株の発生が少なく、最下着莢高が高いので、コンバイン収穫適性が向上している。「納豆小粒」と同様に納豆加工に適する。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
Mi47 1999年3月18日 サイレージ用とうもろこしの親自殖系統「Mi47」(エムアイヨンジュウナナ)を育成した。本系統は中生の早のフリント種で、耐倒伏性がきわめて強く、ごま葉枯病抵抗性と組合せ能力に優れ、一代雑種品種の親系統として利用できる。
飼料作物
トウモロコシ種(Zea mays L.)
ゆめそだち 1999年3月18日 中生に属する暖地向きサイレージ用とうもろこしのF1品種「ゆめそだち」を育成した。本品種は、ごま葉枯病等の主要病害抵抗性および耐倒状性に優れ、乾雌穂重割合が高く、消化性にも優れる極多収品種である。九州・四国地域での春播き栽培用品種として普及が期待される。
食用作物
オオムギ属(Hordeum L.)
ニシノホシ 1999年3月18日 二条大麦「ニシノホシ」は、ニシノチカラに比べて短稈で穂数が多く、多収である。大麦縞萎縮病とうどんこ病に強い。精麦品質はニシノチカラより優れ、搗精時間が短く、精麦白度が高い。福岡県、長崎県、大分県で普及に移される。

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