暖地・温暖地における技術集約型の高収益水田営農システムの実現に向けた技術体系の確立
温暖地の水田作については、生産コストの低減を目指し、多収・高品質な品種の栽培技術、低コストで簡易な排水技術、野菜の機械化栽培体系を開発するとともに、複数のロボットトラクターによる協調作業システムやICT活用等の先端的営農支援技術の評価・実証を行う。また、農業者等が自ら多収阻害要因を簡便に把握して適切に対応し得る技術の開発により、コムギ500kg/10a、ダイズ250kg/10aの単収が安定して見込める3年4作体系を確立する。暖地の水田作に関しては、暖地に適した安定多収品種、ICTに基づく診断技術及び畝立て直播機等の新たな水稲直播栽培技術を組み合わせ、技術集約型の2年4作輪作体系を確立する。水田を活用した飼料生産・利用体系については、トウモロコシ・飼料用イネ等の高栄養自給飼料を活用した省力的で低コストな資源循環型の酪農向け飼料生産・調製・流通・飼養技術体系を確立する。さらに、開発技術の経営的効果の解析等から将来の農業経営像を明らかにし、これを指標としたバックキャスト型の技術評価手法を開発するとともに、雇用型大規模法人における経営マネジメント技術の開発を行う。
普及成果情報
-
2020年
- 飼料生産工程管理システムQAgriSupportと連携するモバイルアプリケーションForegis
- 2020年
- 有機質資材の施用効果データベースのWEBシステム
-
2019年
- 「人・農地プラン」推進に向けた農地集約化支援ガイドブックによるPDCAの実践
-
2019年
- 高能率・作付規模拡大・作業分散を実現する籾米の無破砕・無脱気貯蔵技術
-
2019年
- 圃場単位の生育診断を効率的に行うためのドローンを利用した広域リモートセンシング技術
-
2019年
- V字状に幅広な破砕溝を構築する全層心土破砕機「カットブレーカー」
-
2019年
- 診断に基づく大豆栽培改善技術導入支援のためのシステム
-
2019年
- 診断に基づく小麦・大麦栽培改善技術導入支援情報
-
2018年
- 農地集約化案を自動作成できる地図ベースシステム「QFarmLandManager」
-
2018年
- コントラクター向け地図ベース工程管理システム「QAgriSupport」
-
2018年
- 子実用トウモロコシ生産・利活用の手引き(都府県向け)
-
2017年
- 雇用型農業法人における労務管理の改善を図る分析ツール
-
2017年
- 関東地域のトウモロコシ二期作の新たな適地判定指標策定と栽培適地拡大状況
-
2017年
- 振動ローラの導入により麦作後の速やかな水稲乾田直播栽培が可能
-
2017年
- 水稲品種「あきだわら」の多収・良食味栽培マニュアル
-
2016年
- 雇用型経営における従業員の作業遂行マネジメント能力育成のポイント
-
2016年
- ソルガム新品種「涼風」および「峰風」を活用した2つの新たな飼料作物作付体系
-
2016年
- 高糖分高消化性イネWCS調製に適する乳酸菌添加剤「畜草2号」
-
2016年
- 排水性を簡便に改良する小型トラクター用穿孔暗渠機カットドレーンmini
研究成果情報
-
2020年
- 出穂後積算気温による多収・良食味米品種の収穫適期の判定
-
2020年
- 直列2本刃の切断・開削作用によりトラクタで利用できる本暗渠機「カットドレーナー」
-
2020年
- スーダン型ソルガム2回刈り栽培の倒伏折損被害低減技術としての有効性
-
2020年
- 飼料用トウモロコシの作付け拡大に向けた新しい栽培技術<2019年度版>パンフレット
-
2020年
- 被覆尿素肥料からの窒素溶出量は夏作だけでなく冬作の低温期間も含めて推測できる
-
2020年
- 暖地二毛作体系に対応した畝立て乾田直播機の開発と高能率化
-
2020年
- 九州北部2年4作(稲・麦・大豆・麦)大規模水田スマート一貫体系の作業モデル(案)
-
2020年
- 大規模圃場管理に対応した作業軌跡の記録および解析手法
-
2020年
- 圃場別データセットを活用した大規模水稲作経営に対するデータ駆動型改善提案の要点
-
2020年
- 稲WCSとイタリアンライグラスを組み合わせた水田飼料作拡大による酪農経営の収益性
- 2020年
- 飼料生産コントラクターの作業面積に応じた機械体系の選択
-
2019年
- 水田転作時の圃場排水性を評価できるキャパシタンス式土壌水分計を用いた新たな指標
-
2019年
- 肉用牛繁殖経営におけるレープを用いた冬季放牧の導入効果
-
2019年
- 放牧畜産導入により農林地資源管理と収益確保が可能となる集落営農モデル
-
2019年
- 縦軸型ハローを用いたトウモロコシ-イタリアンライグラス二毛作の周年簡易耕栽培体系
-
2019年
- 調製方法の異なる籾米の飼料特性と泌乳牛への給与
-
2019年
- トウモロコシサイレージを多給する酪農経営の収益性
-
2019年
- 早播の秋播性小麦品種「さとのそら」における高収量の集約的生産体系
-
2019年
- イタリア産和食用米との技術比較に基づく東北の大規模業務用米生産の課題
- 2019年
- 農業法人の円滑な経営継承に向けたガイドブック
- 2019年
- 水田作経営におけるロボット農機の利用に対する線形計画法による経営的評価手法
- 2019年
- WCS用稲収穫作業における機械体系間の圃場内作業効率及び収穫調製費用の比較
- 2019年
- ロボット農機を利用した協調作業が大規模水田作経営に与える影響
-
2018年
- 水稲品種「とよめき」の多収業務加工用水稲栽培マニュアル
-
2018年
- 全国の2次メッシュ気象予測データに基づくトウモロコシ二期作適地の変化予測
-
2018年
- 逆転ロータリとサイドディスクを活用した大豆の畝立て一工程浅耕播種技術
-
2018年
- 日本とニュージーランドの子牛生産コストの格差とその要因
-
2018年
- 水稲作の省力化と高品質化の両立可能な圃場基盤の改良と生産管理技術
-
2018年
- 農地集約化に向けた人・農地プランの策定・改定のためのPDCAサイクル
-
2018年
- 雇用型農業法人における女性従業員の定着に向けたポイント
-
2018年
- 大規模温暖地水田作経営における長ネギの機械化栽培体系の導入効果
-
2018年
- コムギ春播性遺伝子Vrn-D1の準同質遺伝子系統の発育および収量特性
-
2018年
- 園地単位全量購入契約のもとで成立するジュース加工向けリンゴ栽培の特徴
-
2018年
- 農業法人における経営継承マネジメントの手順と類型別の特徴
- 2018年
- 機械学習とマイクロシミュレーションを利用した農業経営体数予測モデル
-
2017年
- 熊本地震で水田に生じた不陸凹部のダイズは湿害によって減収した
-
2017年
- 関東の稲・麦・大豆の水田作経営がオペレータ1人で耕作できる面積の到達点
-
2017年
- 2025年の地域農業の姿が把握できる「地域農業情報システム」
-
2017年
- WCS用稲「たちすずか」の高品質サイレージ調製には黄熟期以降の収穫が良い
-
2017年
- FOEAS導入圃場では狭畦と不耕起の組み合わせがダイズの省力化、増収に貢献
-
2017年
- 作期移動を行った乾田直播水稲における生育ステージの進行
-
2016年
- 放牧方式等を反映した肉用牛繁殖経営の評価モデル構築と経営成果の比較
-
2016年
- 発生予察情報に基づく病害虫対策の経済性評価手法
-
2016年
- 圃場生産管理システム内の情報を作付計画へ活用できる線形計画モデル
-
2016年
- 生育後期重点施肥によるコムギの収量性の向上とその乾物生産過程
-
2016年
- 東海において秋播性小麦品種「さとのそら」の早播栽培は凍霜害の危険性が低い